古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

文化系トークラジオlifeトークショー『ポスト失われた10年に語るべきこと』

昨日文学フリマによった後、行ってきました。
内容については今後ポッドキャストにて公開されていくと思うので、是非聴いてみていただきたいのですが、素晴らしい内容でした。
ちょっとフライング気味な内容も含まれるかと思いますが、少し気になったところを書いてみたいと思います。
今回のトークショー、2人ずつのトークセッションが3本、その後パーソナリティが勢ぞろいしてのトークという構成。恐らくそのトークショー全体のテーマとしては「この時代に社会に関わるという事」がテーマなのだと思いました。それを「ゼロ年代(笑)」の「いま・ここ」で語る事がつまり「ポスト失われた10年」に語るべき事なのだろうと私は思います。そしてそれは多分正しい、と思います。そしてそれが各パーソナリティの個別の話であったことも。大上段に構えた学問だけでもなく、自分が何かの代表であるかのような政治性だけでなく、否定のための分類だけでもなく、あくまでも各パーソナリティの個人史から出発している事。それが何より素晴らしい。


最後、社会との関わり方についての話が及んだ時、「豆腐屋で豆腐を買う」と主張した森山さんを私自身は支持したいと思います。別に豆腐屋で豆腐を買おうが、それで社会が変わるなんていうことは私は思わないし、「その豆腐屋が助かっても他の豆腐屋が潰れるじゃん」っていうつっこみはそれは正しいと思います。
ただ、それでも支持したいのは、意外とこの考え方はインターネットで何かするっていう人間にとっては結構重要なような気がして。つまり、金額が同じかつ同じ商品を買うことになったら、何を基準に私達は店を選ぶか?という事です。パトロネジとか言うと何だかあんまり伝わらないような気もするので、豆腐屋の例えの方がよっぽどしっくりくると私は思います。まぁ意外と人が集まるところでみんな買うのかもしれないけれど。