古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

非モ帝国主義ほどくだらないことはない

このブログでは非モ天下一武道会の不毛さを何度か書いてきたんですが、その続きみたいな感じのエントリです。

非モ帝国主義国による争いってほんと下らないですよね。
非モ帝国主義っていうのは、

非モテが、自らの思想、文化などを拡大するため、もしくは同時に、新たな信者や発言権などを獲得するために、軍事力(アクセス数、信者の力)を背景に他のブログやグループ(サブカル、DQNや他の非モテ系ブログなど)を積極的に侵略し、さらにそれを押し進めようとする思想や政策。拡張主義。膨張主義

と言うことだと定義しておきます。要するに自らの影響力(アクセス数だとか、なんかのサイトに取り上げられたとか)をかさに他のブログに自らの力を及ぼそうとすることですね。で、これは非モ天下一武道会と何が違うかって、政治だからつまんないんですよ。


非モ天下一武道会っていうのはDisり合戦で、それは徹頭徹尾個人戦でしょう。だから基本的にはエントリの優劣とかでその勝敗っていうのは決まると思います。

一方、非モ帝国主義ってのは「おれはパワーブロガーだから、アクセス数が数十万だから云々」みたいな事を元に戦うわけで、そこでの政治っていうのはAとは仲良くして一緒にBを潰して…みたいな話。別にそう思うのは勝手なんだけど、これは既存でブログやってる人間に有利で、新規参入の人たちにとっては明らかに不利だとか、そういうこと考えているんですかね。少なくともこれはDQN系ブログにしてもそうだし、非モテ系ブログにしてもそうなんだけど、自分の書きたい事を書いていたらいきなりモヒカン族どころか、機関銃持った欧米人が「植民地化じゃ〜!」って来たらびっくりするだろう。そりゃ、勝ちますよ。でも、それでいきなり「太陽の沈まない非モ帝国」とか言われてもね…。
「俺がウェブの世界で皇帝として振舞えればいい」と考えているなら、話は別だけど、少なくとも現実世界でのそれを認めないってことから非モテは出発していると思うんだけど、ウェブではやっていいのか。せっかく帝国主義の話が出たから、近代世界システム論風に言うと、要するに自分が「中核」になれなかった事が嫌なだけだということになる。ウェブの世界で、自分が「中核」になれれば「辺境」や「半辺境」の事はどうでもいいってことですか。それって要するにわがままですよね。


あと、非モ帝国主義の何が最悪かって、やっている本人としてはビスマルクとかグラッドストン、ちょっと時代はずれるけどチャーチル*1とか、ヴィルヘルム2世みたいな気分でやっているんだけど*2、第3者からみるとせいぜい町内会のリーダー争いでしかないという…。ネタでやるならともかく、ガチンコでやるとめっちゃ寒い。*3
他人に迷惑をかけ、かつつまらんという最悪の内輪ウケ。ホントに自分のアクセスとかを誇りたいなら他に方法があるだろうに…。
っていうか史上最悪のサブカルバカブロガーであるはてヒが正論を書くってどういうことだよ。

*1:ヘンな意味はありません

*2:むしろ、アニメのキャラとかで例えた方がいいか。でもわかんねぇんだよね。

*3:こういう事を面白く消費するには一つだけ方法があります。それはこういった非モ帝国たちの興亡を記述する歴史家がいればいい。そう、あの人たちです。某巨大掲示板群の人たち。