古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

それでも、フジロックの話

フジロック行って来てから書くのはいささか卑怯な気がしたので、今書きます。
フジロックって行く度にまぁ日高氏(主催会社・スマッシュの社長)なんかが、言い出すじゃないですか。
Love&Peace的な話を。
もしくはポジティブでハッピーなバイブス的なと言ってもいいんですけど。
で、その日高氏に続いてくるわけですよ。例えば、NGOの団体とか、アフリカのなんとかとか。で、そいつらがなんか御託を並べるんですよ。「地球守れよ!」的な話を。
それを聞くたびになんか私は「なんだかなぁ」と思います。
いや、正しい/正しくないで言えば「正しい」んですよ。圧倒的に。んだけど、私はそういう「正しい」事を聞くためにわざわざ苗場くんだりまで行っているのかというと、「否!」なわけです。私はハッピーマンデーズなり、NewOrderなりが見たくてフジロックに行くわけで、そういう「正しい」事まで認めるつもりはない。でもさ、フジロック全肯定な人とかもいるし、アヴァロンコートって所にはNGOとかがいっぱいいて凄いお香臭い*1んだけど、そういう「正しい」話が好きな人もいて、当然どういう風にフジロックを楽しもうが人の勝手なんだけど、フジロックって今めちゃめちゃ商業化されてるじゃないですか。チケット一つ取ってみてもそうだし、錚々たる大企業がスポンサーについているのは厳然たる事実なわけで、資本主義の豚として丸々太ってるくせにLove&Peaceとは片腹痛いなぁと思う。私は、そういうイベントに政治的な話をまぶしたりするのは卑怯だと思います。
豚は豚らしく凄い餌をちらつかせて俺らを苗場に呼びつけて欲しいな。「ほら〜ラジオ頭だぞ〜、オアシスだぞ〜、アンダーワールドだぞ〜みてぇだろ〜」って。「正しさ」を振り回すよりはずっと好ましいと思います。
とはいえ、やっぱ圧倒的に楽しいのよ。フジロックって。フェミニズムがどうたらとかイスラエルが悪逆無道だとかワーキングプアだとか言い争ってるんだったらみんな苗場行けばいいんだよ。

*1:だから俺と友達はアヴァロンの事を「Eステージ」って呼んでる