古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

心に茨を持った少年

※ポエムです。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061015-00000056-mai-soci
なんだろうか。この古傷が疼くような感じ。もうあまり思い出す事もなくなったけれど、でも、私の記憶の中には確実に「それ」があった。この事件をけして他人事とは片付けられない「それ」が。事実、私の脳裏には何人か実在の人物の顔が浮かんでいる。怒りを通り越した絶望感。
教師が率先していじめをしていた事には全く驚かない。私が中学生だか、高校生だかのころから、教師なんてそんなもんだと思っていた。えこひいきはするし、私のような「不満分子」は真っ先に排除の対象になる。教師によって。だから驚かない。
私が今こうして生きているのは本当にたまたまなんだな、と思う。だから感謝しようとは絶対に思わないけれど、たまたま、運がよかっただけだ。
もう少し「素晴らしい」教師が私の前に現れたら私もどうなっていたかわからない。


私はこういう事件を当事者として感じるにはもう年を取りすぎているし、「社会」で生活しすぎてしまった。
けれども、「それ」の感覚だけは絶対に消えない気がする。現に消えていない。
だから俺は非モテなんだとか、だから何をやってもいいんだというつもりはないけれども、それでもこのこのルサンチマンをどこに持っていけばいいのかわからなくなる。最低限のコミュニケーション能力さえあれば人間としてまともに生活できるとか、猫飼えとか、鏡見ろとかそんなことを言う人は殴り倒したくなる。それでもまぁ何とかまともにおまんまを食べていかなくてはいけない。
これは社会とか性別ではなく、私の問題。多分そういう感情を一生飼いならしていかなければならないのかなぁ。それが狂人に用意されている道なのかなあ。


今やっとわかったよジャンヌ・ダルクの気持ちが
今ならジャンヌ・ダルクがどんな気持ちだったかわかるよ
炎がその高い鼻の間近まで迫ってきて
彼女の補聴器が溶け出した時にどんな気持ちだったかね
大口たたき
ぺらぺらと喋りまくる大口叩き
大口たたきの攻撃再開だ
僕は人類のお仲間には入れてもらえないんだ

The Smiths「ビッグマウス・ストライクス・アゲイン」