古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

だから非モテはつまらない

最近の非モテ論壇*1について。
最近のはてなの非モテ界隈では結局フェミニズムでみんなジェンダーが悪い、男社会が悪いみたいな話にまとまりつつあるみたいですね(ちょういやく)。頭のいい話がよくわかりません。それは「あなたは当事者性がなく、ブログを書く際にそれを偽装できていないからですよ」というKiya氏が投げてきそうなハンドアックス的な理由ではなく、単純にrepublicの頭が悪すぎるためではあるのですが、それでもその頭のよろしい会話というものについていこうという気すら起きないというのがいつわらざる本音の部分でございます。ジェンダーとか言う言葉は私にとってはメダパニと同じ効果を発揮します。


そして、私は非モテ問題と総称されるものを「世の中ミンナで話し合うべきモンダイ」とするのにどうしても違和感があります。徹頭徹尾個人の問題だろうと。個人の問題であるからこそ脱オタなり非モテロなりといった手法が認められるわけだし*2、その解決方法を他の何か、国や社会制度などに解決を求めた瞬間に非モテは通常の「弱者」のカテゴリに回収されるのではないかと思います。そうなると、その先は政治であり、リソースの配分をめぐる他の「弱者」との戦いでもあるでしょう。だから悪いと言うつもりは一切ないんですが、私はそれはちょっと違うなぁと。私はこういう学級会的価値観がどうも苦手です。仲良くなるのも何するのも個人同士のつながりだと私は思っていて、左翼だからだとか、リベラルだからだとうかそういう属性で仲良くしたりはあまりしたくない。実際どうしたいんでしょうか、というところは、id:Masao_hateさんとかに一度聞いてみたいところではあるのですが。


これは実は昔の非モテ(仮に非モテ1.0とします)にはあまりない考え方です。例えば伊集院光とか全童連とか童貞.COMあたりからするとあくまでもエンターテイメント、つまり「ネタ」の一部であると。まぁ「そこがムカつくんだよ!」といわれてしまうと非常に申し訳ない気持ちで一杯になります。もう一方、つまり「弱者」としてふるまう事を選んだ非モテ(こちらを非モテ2.0とします)のサンプルとしては多分だめ連が挙げられると思うんですが、だめ連というかだめ連の主催者が今何をやっているかというと、鶴見済とイラク派兵反対!なインターネットラジオをやっているわけです*3。で、どっちを選ぶの?と聞かれると当事者性の無さゆえか自分としてはどうしても非モテ1.0の方に肩入れしてしまいます。私個人としては非モテが政治的な何かとして振舞おうとしてもそれは結局既存の弱者権力に回収され、その強化に利用されるのがオチだと思っています。それを「素晴らしい事だ!」とするか「なんだかなぁ」と思うのは個人の感じ方の問題で、私が後者に属するというだけの話なんですが。

*1:この言い方未だに違和感がありまくるなぁ

*2:個人の問題で、最終的な責任が個人に帰されるからこそ可能になる手法だから

*3:http://www.voiceblog.jp/freedom/