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古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

クリエイティブ神話なんて!

(またこの人のいつもの病気が始まったよ!)
土曜日に少しはてな界隈の人と呑む機会があり、少し考えた事。
私なんかからみると今って、クリエイティブつうか、何か作ろうかってしている人にとってはかつてないほどインフラが整備されていると思うんですよ。私なんかは。ブログにしてもネットラジオにしてもフラッシュゲーム(アニメ)にしても、一昔前からするともう、夢のような世界でしょう。流通の問題にしてもコミケとか文学フリマとかあるわけだし。私の上の世代、30〜40代の人間からしたら隔世の感があるだろうし、テキストサイトとか作ってた人にとっても多分そうだと思います。で、この流れというのは多分今後も続く。どんどんどん表現のための敷居というのは下がっていくでしょう。
でも、表現をする人がそれに合わせて加速度的に増えるかというと恐らくそんなことはないような気がしています。少しは増える事はあったとしても。
それは多分、下積みみたいなのがみんな嫌なんですよ。
つまり、ブログだったら、最初から大ヒットではてブホッテントリ3桁ぐらいにならないと嫌だ、という。ゲームだったら、最初からFFみたいなのが作れないと嫌だという。多分成功した自分というのを大きく持ちすぎている。そして、あなたが作るであろうブログなりゲームは多分誰からの反応も得る事はない。私は「RPGツクールのジレンマ」と呼びたい*1と思います。


別にクリエイターでもなんでもないですし、やたらとクリエイティビティとか言う人間は基本は嫌いなんですけど、参考までに私の例。なんでブログやり始めたかとかよく憶えていない。えーと、私の場合、就職先が出版社希望だったんですけどね、就職失敗してるんですよ。で、全く関係ない今の会社入るってなった時に、ネットとかやり始めました。そこら辺の考えはよく憶えていません。まぁただ、なんか書きたい事があるなら、やってみよか〜といった感じでしょうか。オタクなら同人誌とかそういった方面に明るかったかもしれないですが、大学ではサークルにもほとんど入っていなかったので、ミニコミ作れって言われると結構厳しかったかもしれません。最初ブログなんて名前全く知らなくてかなりうんこなホームページやってました(もうない)。数千円かけてホームページビルダ買ってしこしこ作ってました。でも当然ながら誰かからレスポンス来る事なんてないわけです。だからやっぱりすぐ挫折しました。そのうちにぶろぐっつーのがただでいろいろできるって本かなんかに載っててそれに乗り換えて、今に至る。みたいな。


こないだ飯田和敏先生とお話した際*2に、飯田さんは「ゲーム会社に入ろうとしなくたってゲームなんか作れるし、作るべきだ」みたいな事を話されていたんですが、話はそんな単純でもないんですよね。つまり、「何のレスポンスもない」状況に耐えなければいけなくてはいけない*3。多分結局表現する人が増えないのって多分そういうことなのだと思います。これはもう才能以前にやるかやらないか、意思の問題だと思います。
もちろんブログ書くのにクリエイティビティなんて一切必要ないし、私自身にそんなものが備わっているとは一切おもっていません。ただ、やりたいからやるだけ。
で、それでもなんかやってる人って多分テキストサイトだろうがミニコミだろうが活版印刷だろうが構わずやってたと思うんですよ。前に竹熊健太郎先生がおっしゃってた「何かやりたい奴はほっといてもやり始める」というところです。それと共に、意思の問題だとしたらクリエイティビティなんつって特権化する必要もないと思うんですよ。確かにクリエイターつうのは凄いんだけど、今の日本ってクリエイターが特権化されすぎていて、すぐ誰も彼もがクリエイティビティ云々みたいな話をぶちたがるじゃないですか。そういうのは私は違うと思いますね。やるか/やらないかだけの話なんだから。

*1:伊集院光深夜の馬鹿力にて「RPGツクール買ってゲーム作ろうとするけど大体FFみたいなの作ろうとして失敗して自分に大して才能ないことに気づく」とのフリートークに基づく

*2:なんでこんな話ばっかしてんだ俺は。どれだけキモイ子だ

*3:昔に比べたらそのあたりの状況も改善しているので、私の上の世代に言わせれば「何を甘っちょろい!」となるでしょうけど

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