古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

ぼくらのインターネット戦争

はてなにはなぜ左翼がおおいんでしょうか。

なんとなく感覚的ですが、天皇の戦争責任に○をつけたり、安倍首相反対のデモをしてしまうような真性左翼はあんまり多くない気がします。多くないし、凄い注目されてるブログがあるかっていうと、そうでもないような気もします。第一、朝日のド左翼的な記事とか、結構はてブでバカにされたりするじゃないですか。
んで、小林よしのり的にいうところのサヨクは左翼よりも少し多いと思います。これはニアイコール、リベラルですね。 で、実ははてな左翼とかいわれているような、はてなのリベラル・左翼っぽい空気を支えているのは平仮名のさよくなんじゃないでしょうか。ここがはてな左翼=はてサの中で一番のボリュームになっていると思います。
このさよくっていうのはようするに、反体制は反体制なんです。安倍首相の「美しい国」とか経団連とか大嫌い。かといって、左翼に当然求められる、南京大虐殺とか憲法九条反対なんていう主張に賛同するかっていうとそうでもないと思います。
例えば非モテとか非コミュの主張は基本、反体制なのでリベラル左翼的なんだけど、非モテ・非コミュ論者がじゃあ左翼かというとそんなことはないし、サヨクっていうのも少し違う気がします。だからサヨクをもっと薄甘くした、さよくなんではないでしょうか。薄甘いとか言ってるけど、あくまで左翼としてって事です。濃い左翼だからっていいかって言うとそんなことは多分ないと思いますよ。結局、反体制の受け皿が2007年の日本国では左翼もしくはサヨクしかないということなんでしょうね。



んで、さよくが何を敵にしているのかというと、平仮名のほしゅ。このほしゅってのはつまりステージの低い保守なんだけど、保守っていうと、いかにも「大東亜帝国万歳!」的な、黒塗りの街宣車で練り歩くのを想像しますが、ステージの低い保守であるほしゅは当然そんなことはしません。ほしゅってのは要するに既得権を持っている人たちの事でしょう。私がたまに「老人」と呼ぶ人たち。カタカナのホシュは多分小林よしのりとかを読んで真正保守かくあるべし!とか元気なってる人たちでしょう。ってこれ数年前の私のことなんだけど。
で、インターネット界のほしゅの代表格ってのはみんな2ちゃんねるとか言うんだけど、そうではなくてはあちゅうだと私は思います。はあちゅうは「若者」なのに「老人」だがら、とても愉快です。はあちゅうに代表されるある種の人たち、ブログで起業だぜ〜パワーブロガーだぜ〜ヘイヘイ!って人たちは、自分達が既得権を得られる側にいる/もしくは既得権を手に入れられると信じてこれっぽっちも疑っていません。これがほしゅ。
ぼくらのインターネット戦争では結局さよくとほしゅがそれぞれの覇権をかけて争っています。でも、黒塗りのハイヤーで取材にくる朝日新聞の記者*1にはくれぐれも言っておきたい、はてなが憲法九条改悪阻止の橋頭堡には絶対になりえない。むしろ、あんたらこそが敵だよ。

*1:http://masabon.tea-nifty.com/barikata/2007/01/post_0437.htmlの引用部分を参照ください