「バス男」に見るアメリカCクラスの苦悩
ここのところですが、クソタイ2.0(仮)のために色々準備しているんですが、その一環で「バス男」を見ました。
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2006/08/18
- メディア: DVD
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バス男 - 20世紀フォックス ホームエンターテイメント
これがどういう形でクソタイに反映されるかについては克目して見よ、といったところですが、この「バス男」が高校時代の私の話か、って感じで泣けてきました。主人公はアイダホのうだつの上がらないCクラスの高校生なんですが、すごいのはアイダホの物凄い田舎っぷりと、主人公・ナポレオンのCクラスぶり。
あの田舎の太陽がギラギラ照り付けてくる感じ。異様に熱くて原っぱとか牧場(動物)の他なにもなくって、もちろんツタヤもない、ブックオフすらない。そんな中でナポレオンはCクラスやってるんだけど、何がいいって、オタクでもサブカルでもないところ。FOXの紹介サイトには「オタクで云々〜」とか書いてあるけど、それは多分違っていて、ナポレオンはオタクではなくって単に「変な人」。クラスのCクラスの面々の中には必ず一人はいるような「趣味」ではなくて「いること自体」でCクラス認定されるタイプ。ダンスパーティのくだりとか行動が非モテすぎて痛いです。
日本だったらここで出てくる選択肢が多分、「オタク(サブカル)になれ」ちゅうことでCクラス内部で適応を図ったりするところなんだけど、「バス男」の場合はナポレオン自体は何も変わらないんだけど、最終的にはほんの少しだけ周りのリスペクトを得る事に成功します。どっちがどっちっていうのはわからないんだけど、アメリカの場合日本よりもずっと(東京・ニューヨークのような)都会にでるのが難しくて、多分ナポレオンはずっとアイダホにいなければいけないだろうから、それはそれでかなり厳しい話だとは思います。「おら東京さ行くだ」は多分究極のCクラスリセット法ですから。