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古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

スクールカーストを誰よりも自覚しているのはCクラス自身

http://d.hatena.ne.jp/moriguchiakira/20070527
ここのコメント欄で少し書いた話です。
スクールカーストという「構造」、つまりABCという区分があって、それが相対的なものであって云々という事について、実はAクラスの人たちはあまり自覚していません。Bクラスの人はそれなりに自覚はしています。だから一生懸命Cクラスの人をいじめようとするんですが、この構造を一番自覚しているのは他ならぬCクラス自身です。


Aクラスの人たちはよっぽどの事がないかぎり、基本的に一度定まった自分たちの地位が脅かされる事はありません。よって、スクールカーストという「構造」について自覚する必要もなければ、改めてCクラスをいじめて自分たちの地位を確認する必要もありません。
これが、恐らく同窓会でCクラスがAクラスにいきなり話しかけられたときに起こる、「俺はお前に話しかけられたら凄い気分悪いんだけどなんで話しかけてくるの?つうか中三の時の事忘れてるの?」状態の原因になる=全部「いい思い出」として脳内処理されている のだと思います。
ところが、Bクラスになると些細な事でBクラス内部の序列も変動し、時にはBクラスからCクラスに落ちたりします。それを回避するために「自分はクラスの中で相対的に優れている」を証明する必要があります。そのためにBクラスはスクールカーストの構造をよく理解した上で振舞います。そして、現在の秩序を維持するためにCクラスを罵倒します。


しかし、一番スクールカーストの仕組みをよく知っているのは、その一番の被害者であるCクラスの面々です。彼らはCクラスとして日々不利益を受け続けているため、スクールカーストについても非常に自覚的です。
ですが、スクールカーストという構造を理解していたところで、何もありません。カースト上昇のための活動をしたところで、いつもの台詞「のび太のくせになまいきだ!」「お前、キャラじゃなくね?」この二つのマジックワードによってカースト上昇のための取り組みはすぐに消えてなくなります。私は「野ブタをプロデュース」をまじめに読んでいる人の神経を疑いますが、あんな事でスクールカーストが解消されるなんて事は絵空事もいいとこだと思います。Aクラスの主人公は一度もCクラスの野ブタを視界に入れることもなく、同じクラスで同じ時間を過ごし、卒業する、それがいつもの光景。


では、Cクラスが取りうる戦術はどういうものでしょうか。それは「同じCクラス内で自分よりも下位の人間を探す」というものです。もうおわかりですね。かなり差別的な表現ですが、Cクラスの中にもスクールカースト上の優劣は厳格につけられます。Cクラスの中にも(相対的に)まぁましなCクラスとかなり厳しいCクラスとがいます。ここでいうかなり厳しいCクラスというのは、インターネットの世界には多分いません。当然はてなにも。ここで、まだましなCクラスがかなり厳しいCクラスをいじめられているときとかに助けるかっていうと、助けないと断言できます。
さらに、まぁましなCクラスの内部でもでる台詞、「あいつはエロゲーやってるからCクラス」「はてなでくだ巻いてるからCクラス」「ドルッティ・コラム知らないからCクラス」「2ちゃんねるやってるからCクラス」これらは、Cクラスがさらに下のCクラスを炙り出し、優越感ゲームをプレイするために往々にして使われる台詞です*1
こうして、我々は今日も誰かを見下し続けます。今日も元気です。世界は平和です。

*1:余談ですが、大の大人がこれをやろうとしても学校なんてものはなくなりますから、代わりにでてくるのが「モテない」です。

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