古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

なぜベストをつくさないのか―ベストを尽くして偉い人に「救う対象」認定してもらう方法―

日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか

日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか


http://japan.cnet.com/blog/onuka/2009/01/23/entry_27019675/


「ベストを尽くしたのかどうか」を人はどうやって決めるのでしょうか。
基本的に、ある人がベストを尽くしたのかどうかを決めるのは他人(というか周りの人)です。
確かに、「私」は「あ〜今日はベストったなぁ」とか「今日はそれほどでもないな」とか思いますが、あくまでそれは主観的なものであるので、ある人にとってはベストであっても周りからみたら60%ぐらいしか努力していない、という事はままあります。
つまり、ベストを尽くすというのは2つあって、一人で自己満足として努力し続ける(ベストオナニー)か、周りの人たちに「○○君はベストを尽くしてるね」と言われる(ベスト承認)かどちらかです。ということは「ベストを尽くす」つまり、本当に100の力で努力するよりも努力は50ぐらいにして周りの人と仲良く居酒屋にでも行った方がいいのではないでしょうか。居酒屋で「如何に自分が努力しているか」をほっけでもつまみながら周りの人(特におっさん)に語った方が周りの評価として「君はベストってるね」という事になります。

私は現在本当に困っている人にムチ打ちたいわけじゃなくて、”本当に全員が今までの人生、ベストをつくしてきたのにも関わらず、今仕事が見つからないのかな?” と言う疑問があるのです。


件のエントリに戻りますが、このような場合、一体何が言いたいのでしょうか。
エントリの趣旨によると、派遣切りして困っている人には二種類いて、「ベストを尽くしたがその結果たまたま失敗してしまった人」と「本人の資質(怠惰とか甘えとか)で失敗するべくして失敗した人」とがいる、という事です。よくサンデープロジェクトなどで自民党の偉い人とかも同じような事を言います。では、件のエントリにおける「ベストを尽くした人/尽くしてない人」というのは誰が決めるのでしょうか。それは、要するにこのエントリの作者の方です。
つまり、このエントリにて作者の方が言いたいのは、
「俺に認められるようになれ」
という事です。
要するに、シリコンバレーでマックナゲットでもつまみにバドワイザー呑みながら「如何に自分が努力しているか」を語れということなのだと思います。