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古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

ちきりんに「感心」してしまう人へ

妄想

皆さんは、「ワイド!スクランブル」というお昼の番組をご存知だろうか。
うちの職場では昼時に必ずあの番組がやっているのだが、番組で度々取り上げられるのが住宅ローンについてだ。

ほとんどの場合「住宅ローン払えません」的な話なのだが、毎回のパターンとしては、


被害者登場→原因を聞くと購入時に長期のローンを組まされたが、後に様々なアクシデント(リストラや病気など)で当初想定していたローンの支払いができなくなる→当然競売にかけられる→どうしよう→よくよく調べてみると欠陥住宅だったりして売却してもローンが残る→どうしよう→弁護士登場。任意売却などを勧められる。


先日やっていたのは40代の時に 30年ローンで家を買ったが、夫がリストラ+脳卒中で住宅ローンが払えないという事で家が差し押さえられる、という事だった。結局、その人の場合は病気ということで免責してもらうみたいな話になったと思う。


この番組を見ていてやりきれないのは、番組の端々に「国が何とかしろ」というニュアンスが節々から伝わってくる事だ。もちろん、自分もそういう状態になる可能性はあり、そうした世界の不確実性に思いを馳せ怖い気分にはなる。

だけど、家を契約した時点で、病気になったりリストラされてしまうリスクは存在していたわけで、そんなもんまで他人がしょいきれるのか、とも思う。
そもそも、アルファブロガー・ちきりん氏が言うとおり、
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20091016
不動産屋に乗せられて長期のローンを組む事自体が間違いであるという事は言うまでもない。

※ちなみに、長期のローンを組む事が間違いなのは、ちきりん氏の言う「文不相応」などというアホな情緒的な理由ではない。当たり前の話なのだが、借金の期間が長くなれば金利は下がるので月額費用は下がるが、長期間支払うのでトータルの支払金額は上がる。だから借金の期間は短ければ短いほどいいのは当たり前。だから悪徳とされる業者の多くはトータル支払金額ではなく月額費用でしか商談をしない。だが、これまでは「長期的にインフレが続く」という前提の元で長期ローンのリスクが薄まっていたというにすぎない。さらに蛇足だが、住宅に限らず、自分の属するOA機器業界でも「借金の期間は短ければ短いほど良い」という原則すら理解せず月額費用のみを見て長期のリース契約をする人間はあとを絶たない。


非難を承知で書くが、申し訳ないけど、ワイド!スクランブルにおける被害者の責任というのは結構ある。本人のリテラシーが低かったという意味で(もちろん、ろくに説明もしていない(であろう)業者も悪いのは言うまでもない)。そして、そういう人を守るために住宅ローンの審査が厳しくなったり、余計なコストが金利として上乗せされたりする。その人のリテラシーが低くて被った不利益を社会はどこまで負担すればいいのだろうか。


そして、もう一つ思うのが、こういうメディアによるキャンペーンの結果として弁護士事務所がガンガンCMうつ結果になるんじゃないかな、という。「住宅ローンはもう怖くありません!」みたいな。
上原美優へんな羊に心配されまくった結果、消費者金融が壊滅的な打撃を受けたように。

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