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古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

阿佐ヶ谷ロフトAのイベント行ってかんがえたこと

昨日ですが、阿佐ヶ谷ロフトAの「電子書籍時代の同人誌」というイベントに行ってきました。まぁ、全般的に「・・・」な内容だったんですが、どの辺が「・・・」なのかというと、内容以前に事前の打ち合わせ、ブッキングなどすべてにおいて主催側と参加者の意思疎通が足らず練り込み不足の印象でした。なんていうか、全てにおいて「できそうだからやってみた」「よべそうだからよんでみた」という感じがありありと伝わってきて、これに対して金を払わされた事に怒りを通り越して呆れ果てたというのが正直なところです。
(当日の様子についてはイベントに関してのtogetterまとめを参考にしてください ※イベントに言及する人も増え、煩雑になったためTogetterまとめにリンクを貼り替えました。9/20追記)
そもそも、クリルタイのメルマガにご寄稿頂いていて大変恐縮*1なんですが、豪華なメンバーがそろった1部に関しては呼ばれたパネリストの話のレイヤーが違いすぎて収拾がついてなかったし、意味がわかりませんでした。そもそも電子書籍の作成術とか、サーバー・課金の問題とか、各出版社の対応状況とかそういう話をもっと期待していたので完全に肩透かしでした。

で、2部に関して。これが1部に輪をかけて酷かった。
そもそも、開催前から「文書系同人に電子書籍なんて関係あるかな」と思っていたら案の定つっこまれてたし。そりゃそうだろ。「売れそうな機会があれば出す」程度の話をさも大問題のように話してるんだから。1部で仲俣暁生氏が最初の話で「同人に関しては電子書籍は脅威でも何でもなく、やればいい」みたいな話をしていて、正直、その時点でインディにとっての議論は終わっているわけです。「反アニメ批評」の人も「紙も電子も両方やればいいんじゃない? 」と言っていてそれで議論終了のはずで、だからこそ、私はここでインフラとしての文学フリマなりなんなりのプレゼンスをどう強化していくかという話を期待してたんですが、いきなり「紙でだす意義云々」とか、「同人文化が云々」みたいな20年ぐらい前の話が始まったので一気にテンションが下がりました。


そう。


この2部。多分15年ぐらい前だったら結構好意的に受け止められていたと思うんですよ。これはカンだけど、「金じゃない価値がある!」「そうそう」みたいな。
だけど、残念ながら今は2010年なわけで。


今回、あまりにコストに関して無頓着な人が多すぎたように思いました。そのくせ各人の食い扶持を考えないといけないみたいな話がけっこう真面目にしてたことが大変疑問でした。そんなん基本は自分でなんとかするしかないだろうに。誰かが養ってもらえるなら私はすぐ養ってほしいです。挙句の果てに親スポンサーがどうこうという話になって「おめでとうございます」意外にいう言葉がありませんでした。『.review』西田氏は一人でヒール兼司会みたいに振る舞っていて「ご苦労様です!」としか言いようがなかったけど、彼らぐらいビジネスライクで普通だと思いました。一つの場を作り、それを維持していくのはそれぐらい大変。クリルタイだってそれぐらいのそろばん勘定はしてます。そんなことは「趣味でやる」か「ガチで打って出る」か決める以前の問題。なのにそこで止まって「金儲けはごにょごにょ」とやるふしぎ。ふしぎ!私達は霞を食って生きているわけではないのに・・・。別に大きく稼ぐわけではないけど、赤字にならない程度に売りたい、次回よりも部数伸ばしたいってそんなにダメな考え方なのかな・・・。もっとも、こうした対立点は「文学フリマ」界隈内に元からくすぶっており、それが今回イベントという形で表に出たにすぎないように思います。ただ、「ガチ」派の西田氏に対して「趣味」派(これは「趣味でもいいじゃん派」)はあまり有効な反論ができてない時点でかなり残念でした。「趣味」派は「うりあげだけじゃないんです!」という時に結局オルタナティブな軸を打ち出せなかったように思いました。


私個人は今回、参加してみて、「同人誌」「同人」という名称は若干手垢がつきすぎており、もし「文学フリマ」のプレゼンスを上げるとしたらその辺の用語を刷新する必要があるような気がしました。あと、我々、「奇刊クリルタイ」が「趣味でやる」のか「ガチで打って出る」のか、どちらにするのかは今後考えなければいけないように思いました。「編集長の非コミュ・ネット弁慶」等様々な要因により、クリルタイという集団は「趣味」「ガチ」のどちらでもない極めて曖昧な存在になっているように思います。クリルタイという集団は面白集団であり、基本適当、基本内輪での馴れ合いの集団ですが、意外と真面目に考えている部分もあり、「趣味」「ガチ」問題はそのうち考えとかないとなーと思います。ただ、私はセカンド・サマー・オブ・ラブをガチで信じているので(笑)、「趣味」でコンテンツや売り上げに拘ったらいけないの?と思いますが。その辺は次回文学フリマをご期待ください。


最後に。質問タイム時にクリルタイで質問したら登壇者の一人から、「イベントで質問するのはクリルタイDTPをなんとかしてからにしろ」と言われました。ご高説ありがとうございました。

*1:梨本勝いまさら追悼

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