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古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

ネットメディアの問題点まとめ

妄想


http://togetter.com/li/107425
http://togetter.com/li/107776
http://togetter.com/li/107852


この辺の出来事を受けて、最近考えていたネットメディアの問題点的なものをまとめたいと思います。

  • よいともわるいともいえない事

まずは、単独ではよいともわるいともいえない事。


・記事がマイクロコンテンツ化した事。よくもわるくも、「サイト(媒体)ごと」ではなく「記事ごと」の反応が一番重要になった
・記事単価が下がった事。1記事1,000円なんてのは当たり前、1記事100円の記事を書く「100円ライター」がギャグでもなんでもなくなった
・ネットにおいても「その人が何をやっているか(何を発言しているか)」ではなく、「「お友達」かどうか」で記事を書いたり、企画する人が多数いる事。
・参入障壁が下がったが結果として媒体が乱立、相互に記事を配信し合う関係になった
・「はてなダイアリーにでも書いてろ」という記事が乱発されることになった(参考:mixiニュース)
・さらに、「「まとめブログ」のまとめ」とも呼ばれる記事が乱発される事になった。

  • わるい事

続いて、明らかに問題じゃないか、と思える事。


・「何を書くか」よりも「職業:ライターと名乗りたい」人々が梁山泊よろしくネットメディア周辺に集まる事になった(参考:オーマイニュース
・ネットメディアについてよく言われる「取材しない」というのは必ずしも悪い事ではないように思える*1。ネット上の面白い記事・論争をまとめたりするのもいいし、ネット上が1次ソースな場合もある。ただし問題は本来であれば取材が必要な記事に関しても「「まとめブログ」のまとめ」として何の裏付けもないまま記事を書く場合が多々ある事。
・「とにかくアクセス数さえ稼げれば何でもよい」という媒体が複数あり、そうした媒体は確信犯的に「「まとめブログ」のまとめ」の手法で「釣り」記事を書いてアクセスを稼ごうとする事が多々ある。
・「お友達記事」が乱発された結果、「とにかく行動力だけはある人」「声だけは大きい人」が何故か影響力がある人という事になった。
・実名、匿名論にせよネットメディア論にせよ何にせよ、基本的に人々が「ネットを信用」する大きな根拠の一つが、ネットにおいても「評判」があり、継続して活動し続ける以上、長期的には「評判」を貶めるような無茶な事は出来ないであろう、という思いこみがあったが、そもそも評判がゼロないしマイナス(もしくは、注目さえ集められればどんな評判だろうが構わない人)の人達は一切関係なく勝手に振る舞える。そうした「バーバリアン的ネットワーカー」の行動をとめるものは現状、何もないという事。

  • 最悪な事

最後に、大変清清しい気分になる最低な事。


・記事の評価基準がPVしかない事。恐らくこれが質の悪い記事・媒体が乱立する最大の原因と思われる*2

奇刊クリルタイ5.0

奇刊クリルタイ5.0


・全ての評価が「記事単位」になった結果、そのアーカイブを全て参照した上で媒体の可否を下すような「良心的な読者」は極めて少数になったように思える(「まともな」媒体にとっては1回の炎上が致命的な打撃を受ける可能性がある)
・「バーバリアン的ネットワーカー」に対してまともに自身の評判を高めようとするネットワーカーはあまりに無力。結果、「まじめにやってる人がバカをみる」ような感じになる。

  • 改善案


・なんとか(かなり難しいだろうけど)PV以外の記事の評価基準を作る、もしくは広告宣伝費以外のマネタイズの手段を考える
・何らかのネットメディアを評価する基準を作れないか


理想のメディアを作る事はほぼ不可能に近い、だけど理想に近づける努力は必要なのではないだろか。そして、その理想のために粛々と牙を磨き続ける、それしかないだろう。全ては、New Order(新秩序)のために。

*1:以前、twitter上などで私は取材しなければダメだと書きましたが、今も半分はそう思っていますが半分は間違ってました

*2:この辺の話は弊誌『奇刊クリルタイ5.0』にて佐々木俊尚氏に話を聞いています(買ってね!)。

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