古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

はてな村レビュー対決について反省会

実は増田ダイアリーでこんなこんな内容で話題になっていました。

http://anond.hatelabo.jp/20130506110857

http://anond.hatelabo.jp/20130508154614

http://anond.hatelabo.jp/20130510154202

http://d.hatena.ne.jp/tokoroten999/20130509/1368107661

正直言うと、私はレビューの優劣なんてどうでもいいと思っているので勝敗自体にはあまり興味はないのですが、

 

「単なる悪文ではすまない、文章書きとして致命的な問題点を抱えているようです。

他にも文句を付けるならいくらでもつけられるようなひどい文章だと思います。

古田ラジオ氏は、さすがにもう少し校正・指導などが出来なかったのかと、事情も知らずに批判したい気分にもなります」

http://anond.hatelabo.jp/20130510154202

 

とのコメントもあり、いい機会なのでミニコミ(同人誌)の編集作業について少し書きたいと思います。

  • なぜ編集しなかったのか

基本的に、この「A」の原稿についてはほとんど校正をしていません。来たものをそのまま出しております。「A」の書き手が寄稿した原稿は3本ありましたが、うち2本については一部校正しておりますが、「不道徳な経済学」については原稿がいただけるのが遅かったため、最低限の誤字脱字の修正のみを行っております。この納期が遅いというのが理由の1つめ。ただ、これはそこまで重大な理由ではないです。

なぜ、こういう編集をしているのかというと、基本的にミニコミ(同人誌)というメディアは各人が無料で原稿寄稿等をしております。これは、商業出版では取り上げられないテーマ、書き手を発掘する等のメリットがある一方で、寄稿する原稿に関して納期・内容等に強制力を働かせづらいというデメリットがあります。簡単に言うと、納期の催促や内容についてダメだししすぎると「じゃあ出さないよ、めんどくさい」となるわけです。増田にてご指摘いただいている通り「根本的な部分で問題があって意味が通らず、破綻している」という評価もわからなくはないですが、そこで校正をやりすぎると問題がありそうだと思ったというのが理由の2つめ。

ここで救いだったのは、クロスレビューというコーナーの性質上、他の原稿と見比べる事ができます。要するに書誌情報や、基本的な内容については私のレビューで補足説明すればいいかなと。幸い原稿執筆前だったため、それをメインに原稿を書きました。クロスレビューは基本、単体のレビューの巧拙というよりは、レビュー間の情報の共有であったりレビュアーの評価の差を見て楽しむものだという考えがあったため、そのままの内容としました。これが内容の3つめ。

ただし、「桐島、部活やめるってよ」に関してはライティングに私が関わっていないため、他の寄稿者が好き勝手かいているという意味で「ガチンコ勝負」なわけで、増田にて

 

「ライティングのスキルを測りたいということであれば、「桐島~」の方が他のレビューとよい比較になっていいかもしれません。」

http://anond.hatelabo.jp/20130507210502

 

と書いたのはそういう理由によります。というわけで、そのあたり、言い訳でもステマでもなく、実際『クリルタイ7.0』を買っていただいて、「桐島~」のクロスレビューを見てもらえればよくわかると思います。個人的な意見ですが、惨敗なんてレベルじゃないと思いますよ。ただ、それを含めて1冊の本で提示できるというのがメリットだというのは先ほど述べたとおりです。

奇刊クリルタイ7.0

奇刊クリルタイ7.0

  • 残念だったこと

このレビュー対決に関して残念だったのは件の人が「出したヤツの責任もあるから俺は無実」 みたいな、あまりに想定どおりの言い訳をしていたことでしょうか。果たして、こういう事を言う人に仕事を振ろうという編集者の方っていらっしゃるんでしょうかね。寡聞にして私は知りませんが。これは私がライター(笑)だからでしょうか。 そもそもライターという仕事について根本から勘違いしている気が…と思いましたが、氏にとっては今、関係がなく、今後も関係なさそうな仕事の話しをされても意味のない、無駄な知識が増えるだけでしょうから、これ以上はやめておきます。

  • ところで

id:believemeimaliarさんがおっしゃる通り、私が書いたのは「A」です。