古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

非モテが出すならこんな本

非モテ

いつ本を出版するのだろうか?
いつユリイカで大特集されるのだろうか?

私は本屋でメガネ男子の本とか見ながら、「も〜い〜く〜つね〜る〜と〜ユリイカ非モテ特集〜」ってな感じでず〜っと待ってるわけなんですが、なかなかそういう日は来そうにないです。今のこの非モテ論客陣とか議論の内容を見てると、絶対「51回目の肩爆弾」*1とか「某悪あが記」よりは絶対面白い本になると思うんですけどね*2
まぁ多分お前等のぐだぐだぐだぐだルサンチマンなんて聞きたくねぇよという事で書籍化される事は一生ないと思いますので*3、そういう場合どうしたらよいか。おわかりですね。妄想上で作ってみよう。という事で、非モテムック=「ひもてのほん」の登場です。とりあえず表紙は王欣太先生に書いていただきますか。それか、例の光栄*4三国志のパッケージイラスト書いていただいている人に非モテの論客とか非モテ的な物・事を三国志風に書いてもらうとか*5
テーマとしてはやっぱり非モテ層=H-1層がげらげら笑いながら読めつつ、ヤリチンどもには強烈な嫌味を言う内容にしたいところです。
と、いうことで考えられる内容としては

・巻頭インタビュー:「C偉人」こと水木しげる先生。おそらく間違いなく「モテないとかうだうだいってないで、だらだらしなさい」みたいな話になるからのっけから脱力。
伊集院光みうらじゅん大槻ケンヂの対談。こっちは「非モテの歴史」「非モテとサブカル」みたいな話。
・特集①:非モテが見せたいTV、マンガ、音楽・見せたくないTV、マンガ、音楽。非モテたちが好きなモノ、嫌いなものをランキング形式で紹介。神奈川県の松沢知事に「あいのり」を青少年有害図書に指定してもらうように陳情に行く珍道中*6も収録。
・カリスマ非モテブロガーたちによる対談。いろんな主張の人たちをまとめて対談させてマジで大喧嘩になるとアングルとして非常によいと思う。
・大学の偉い先生による非モテ論:斉藤孝先生か、中谷彰宏先生で一つ。ここではとんちんかんな事が書いてあればあるほど○。
・特集②:非モテるるぶ。一人でも行けるちょっとおいしいご飯屋、一日中スミスやキュアー、スガシカオがかかっているようなカフェ、優良風俗*7のご紹介。
・ウェブと非モテ:カリスマブロガーのどなたか。これは非モテを語る際に欠かせないと思う。
・女性から見た非モテ:TBS、竹内香苗アナ*8とカリスマブロガー眞鍋かをり嬢でお願いします。多分非常に妄想力を刺激する内容になりそう。
・まとめ

こんな感じでお願いします。たぶん「まとめ」で、まとめる人が「いや〜ギャクでやってたらこんな事になっちゃいまして・・・」みたいな事を書き出して全部台無しになると思うけど。

*1:http://d.hatena.ne.jp/republic1963/20050612より。ウソタイトルだけど。

*2:そういやこのへんの本って発売されてから全く話きかないですね。売れてるんですか?

*3:と、書いたそばから書籍化情報が。あの、あのお方がと本当に書くらしい・・・頑張ってください。あと、マネーの匂いがする話の場合、是非私も一枚噛ませてください。

*4:コーエーよりもこっちの表記の方が好き

*5:フリートークでご紹介したパッケージ参照

*6:松沢知事のためにお菓子系AVをお土産に買ったりしている

*7:ナイタイレジャーみたいだ

*8:http://d.hatena.ne.jp/republic1963/20050424#p2参照。

今さらな事

いわゆる「非モテ」という人々にはあまりにも当たり前で何を今さらといった内容の事を書く。
私はなぜTVや雑誌の中つり広告を見ていると腹が立ってくるのだろうか?
こういったものに登場している人間はなぜ誰もかれもが恋愛、恋愛・・・恋愛の事しか考えていないのだろうか。TVのブラウン管に写されるのは、毎日毎日、誰と誰がくっついたとか何とかかんとか。これは「あいのり」のような番組の事を言っているだけではない。あの手の番組が最低最悪で、火の中に投げ入れて死ぬべきなのは自明の理なのだが*1、それだけではない。ちょっと軽くバラエティを作るのでも恋愛ありき。私達の周りにあるメディアは恋愛しろの大合唱だ。
もちろんこれは恋愛してどんどん金を落とせというメディアの側(広告主)の策略で、そのために最近は「どんな人間でも恋愛はできる」という最低最悪の例のプロパガンダの連呼な訳*2だが、それに釣られて発情している人間が多数いる。どれだけオタクでキモイ顔をしていても、何歳になっても、50や60になっても恋愛しなければならないと真に受けて恋愛している人間もいる。いわゆる「非モテ」の敵がこの手の人間である事は改めて確認するまでもない。
ところで、最近下流社会とかそういう言葉が流行っているらしい。それで少し考えたんだけど、今世の中は少数の勝ち組と多数の負け組に分かれるとして、恋愛というものはどう変質するのであろうか。
結論を言うと、今後多数の負け組は「恋愛」という名の麻薬を打たれて生かされるんじゃないかという事。まぁこれは太古の世界に戻るという事なのだろうけど。
今後の世の中は「満足した人生」を送れるのはほんの一握りの人間になるだろう。大多数の人間は貧乏で自分のしたいことも大してできない、残業やストレスだけが増大していく一生を送るような気がする。そんな時に、お金をかけずにお手軽に楽しめる快楽がある。それがSEXであり恋愛だ。社会で勝ち組になる困難さに比べたら異性と付き合うのは簡単だし、どれだけ生活が最悪でも「いい恋愛」をしていれば、そこそこ幸せなのだ。普通、このような現実を直視せず、人の判断力を誤らせるようなものは麻薬と呼ばれ、その害毒は口を極めて批判されているものなのだが、なぜかこの麻薬だけはたくさんやっている人間ほど「いい人間」という事になるらしい。そして、恋愛の素晴らしいところは誰にでもできることだ。一部の人間を除いて。
この一部の人間とはもちろん、私のことなのだが、こういう人間はどうすればよいのだろうか。恋愛が貧困層にあてがわれた唯一の救いで、それすらできない人間だとしたら。
ならば恋愛とSEXを内作すればよい。
萌えと呼ばれるものが志向しているのはそういうことであり、非モテ層においてことさらに妄想力が重要視されるのも同じ事だと思う。
一番不幸なのは私のようにリアル世界での恋愛もできず、かといって本田透にも萌えないゴミといわれる人間なのだろう。できないものはしょうがないんだけど。

*1:ちなみに、あいのりは軽いリトマス試験紙みたいなものだ。私の嫌いな人間は大抵あいのりを毎回楽しみに見ている。

*2:このプロパガンダの荒唐無稽さはすでに非モテ界では共通理解になっているので、詳細は省く。