古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

切込隊長から言及された件

http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2006/10/20_192255.html
(こわいのでトラバはできませんでした)


以前書いたこの件についてコメントをいただきました。ありがとうございます。批判にしろ何にしろ言及をうけるというのは嬉しいものです。
http://d.hatena.ne.jp/republic1963/20060618
まず、大変申し訳ないのですが、このブログにて語られる童貞論というのは、非モテ系ブログ界の主流からはかなり外れたブログだということです。Rタイプにおける対地レーザー(黄色い奴)みたいな。そんなブログが当ブログです。つまり、以下の話もあくまで私の意見でしかありませんし、もしよければ他の非モテ系ブログについてもご覧いただければ、と思います。


さて、私も「撃たなければ溜まる」というRタイプ原理と、それに伴う性欲処理のメカニズムというのはその通りだと思いますし、それをもって童貞を何か特別な人格であると考えるのは間違いであると考えます。ところが、伊集院光のラジオにおいて類型的に示されている通り、ある種の「童貞臭」は確実に存在していると思います。
そして、社会=会社や学校にて存在している真人間の皆さん、私達に「彼女ぐらい作れ」とか「恋愛できない人間は仕事もできない」とかおっしゃり、何故か安全圏から我々に石を投げつけ、何事も体育会系な方々、それを私は「素晴らしい人々」と呼んでいますが、そういう人々への違和感、それもまるきり人種が違うような違和感を何らかの形で表明したいと思い、このブログをやっています。
それは、童貞とか非モテとかいう問題もありますが、それと同等ぐらいにスクールカーストとか、いじめみたいな話にも関連してくるものだと思っています。



つまり、伊集院的センスで「素晴らしい人々」への違和感を表明し、あわよくば石を投げつけるブログ、それ以上でもそれ以下でもありません。ですので別にホスピスを作ったりモーセになるつもりはありません。そして、なるべくより多くの人々に見ていただきたいというアクセス乞食的発想のもとに、童貞をFFのジョブ的に解釈したりしています。
私は童貞をどう解決するべきかという問題に関してはそれこそ、個人で何とかするしかないと思っています。
ただ、もっと殺伐としていた方が議論として面白いかもしれないとは思いますが。

面白さを語る難しさ

ゲームの面白さを語るのって難しいよね、という話し。 私は最大最高のゲームはGB版サガ2だと今だにおもっているんですが、その面白さというのは何でしょうか。


・台詞回し「○○はしんだ」「いまのあんたがいちばんみにくいぜ!」とか
・イトケンサウンド
・世界観(メカもファンタジーもごたまぜの世界)
・ストーリー


などいろいろあると思うんですが、最大のポイントは戦闘システム、これに尽きるのではないのでしょうか。
つまり、


・武器の使用制限と物価が高い(強い武器を使う/使わないのジャッジが必要)
・肉システムに代表されるリスキーな成長システム
・味方が4人パーティーの一方、敵が4体〜6体×3種族まで出てくる(ザコ敵に瞬殺される可能性も)
・敵の強さ。一歩間違えばクソゲーとも言われかねない極悪なゲームバランス


ざっと挙げてこれぐらいの要素があると思うんですが、これらが合わさって奇跡のゲームバランスになっています。
サガ2の河津はまさに河津神らしく神がかってるところではあるんですが、でもこのシステムの面白さを語ろうとすると、単独で「肉システムがさー」とか書くだけでは足りなくて、結局自分とゲームとの対話の記憶を語るしかなくなる。アポロンとの死力をつくした戦いや「いじわるなダンジョン」での死と隣り合わせの冒険、それらは全てゲームを媒介とした神(河津)=製作者との会話であり、システムに優れたゲームとはテクストやキャラではなく、バトルや育成、ゲームをすることそれ自体によって製作者との会話を成り立たせます。いきなり敵が強くなった途方にくれている時に「さぁ、ここからどうやって頭を使ってクリアしますか?」って河津神に挑戦状を叩きつけられた気がして「やってやるよ!」ってムキになって3時間4時間、私と神との対話はいつもこんな感じです。
しかし、いぜそれをブログなり、ウェブなりに書こうとするとかなりの困難が伴います。他人の思い出話を聴いていてもなかなか面白いとは思わないように、よっぽど上手く書かなければ、そういった意味での他人にも受け入れられる射程というのは生まれないと思います。貢作さんみたいなゲームの面白さを語れる人は物凄い人だ!と思います。結局ラブレターか。