古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

ブリットポップってなに?

まず、驚いたのが、イギリス産ロックがアメリカでは全く相手にされてないことから始まり、ことあるごとに出てくるのが、「アメリカへの対抗意識」なんですよ。私が思っていた以上に、イギリスとアメリカの間の同朋意識っていうのは希薄なんだなぁと思いました。
で、あとはブリットポップが結構政治的な産物だったってことですね。オアシスなんか結構簡単に労働党の広告塔みたくなってる。クールブリタニカっていうのに労働党のブレアが含まれてたっていう今となっては笑い話以下の話が象徴的でした。なんかブリットポップの奴らってそういうブレアに利用されたり、メジャーレーベルに所属する=メジャーな音楽番組・音楽雑誌に出たりすることに対して結構無自覚なんだよね。私の大好きなNew Orderマンチェスタームーブメントの人たちはもうちょいそういうことに慎重だったと思うのだが。全体的に24HPP*1でみるマンチェスタームーブメントと比べて、ブリットポップってバブリーっていうか人工的な感じがしました。
レディオヘッドトム・ヨークが「ブリットポップはクソだった」って言ったのもなんかわかるようなきがします。

*1:知らない人への補足3。80年代、マンチェスタームーブメントを描いた映画「24HOUR PARTY PEOPLE」のこと。