ロックオデッセイの余波。
http://d.hatena.ne.jp/aerodynamik/20040727より
(id:aerodynamikさん、ありがとうございます。)
ロックオデッセイを妨害しようとして逮捕された人がいたらしい。なんでも「稲葉浩志のステージを見て自分と考えるロックと違った」ことに腹を立てて、横浜国際競技場の火災報知器のスイッチを押して回ったらしい。
要はロックじゃない稲葉がThe WHO*1と同じ土俵に立ってることですら腹立つのに、そこに大した突っ込みも入らないまま粛々と進んでいくイベントを見ていて怒りが爆発したんだろうね。う〜ん、気持ちはわからんことはないが…。そういうことしちゃダメだよね。でも、私からすれば「気持ちはわかる」と同情するのだろうが、世間一般の人から見たらちょっと何を言っているのかわかんないだろうね。我々が考えているロック/非ロックっていう概念がそもそもないんだから。で、こういう場合、「なにB'Zの邪魔してんだよこのわけわからん奴」っていう評価になるよ。
我々「自称ロックファン」がよく忘れてるんだけど、我々が振りかざすロックとB'Z、世間一般から見たら、売れてるB'Zの方が圧倒的に正しいんですよ。売れてるからこそB'ZもB'Zファンも大きい顔できる、「我々の」ロックフェスに我が物顔で入ってこれる、これはしょうがないよ。我々はプロモーターが善意としてアーティストの棲み分け*2を考えてくれるっていうのにすがるしかないのよ。
どっちかというと、運営的にはロックオデッセイみたいに棲み分けを無視してとにかく金になりそうなアーティストを引っ張ってきた方が収益としてはいいもん*3。数年前からのフェスバブルからするとロックオデッセイの登場はある意味必然かもね。悲しいことですが。