古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

最近の本

マネー・ボール〜奇跡のチームを作った男〜」
オークランドアスレチックスってご存知ですか?よく松井秀とかと戦ってる緑と黄色のユニフォームのチームです。中日ファンの私などは元中日のモッカが監督をしてるチームって言った方がしっくりくるんですけど、そのチームのフロントがこの本の舞台。
私なんかは大リーグの事をよく知らないんですけど、アスレチックスって4年連続でプレーオフ進出してる強豪チームなんだけど、選手の平均年俸はメジャー30球団中下から数えた方が早いぐらいなんだそうです。で、その秘密がフロントが採用した科学的野球分析法にあるそうです。曰く、
1:ドラフトでは高校生は指名しない=選手の将来性には期待しない。
2:打者の打率・打点などは一切考慮しない。打者にとって重要なのは出塁率のみ。
3:バント・盗塁等は敵にアウトカウントをやるだけムダ。よってチーム戦術としては採用しない。
5:投手を評価する基準は与四死球数、被長打率、奪三振数のみ。
この基準で選手を集め、実際に(投資的に)優良チームを作ったそうです。
私がこれ見たときめちゃめちゃびっくりしたんだけど、今の日本のプロ野球でやられてることは大抵間違ってるじゃん。高校生1位指名とかよくやってるじゃん。バントとか盗塁とかも大好きだし。で、もう一つびっくりするのが出塁率のところ。出塁率が重要だってなると必然的にクローズアップされてくるのがフォアボール(なんもしなくても出塁できるから)なんだけど、そこで重要になってくるのが選球眼でしかも選球眼っていうのはプロ入り後矯正は難しいらしい。つまりプロで成功できるかっていうのはある程度プロ入り前に決まってるって事なのか?
野球だけじゃなくて他にも人事とかマネジメントにも役立つので野球好きでビジネス本探してる方はず読んでみた方がいいです。