古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

はてなダイアリークラブのための習作、その1

おぉ、なんか現代絵画っぽいぞ。
と、いうわけで「私が考える○○」をちょっと考えてみました。
題して、私の考えるロック←お、大きく出たな。
で、私が考えたのはロック=食事ってことなんですけど、その前に、ロックっていう言葉には2つの意味があるというのを皆さん、ご存知ですか?
まず、1つ目の意味は、ギター、ベース、ドラム、ボーカルによって構成される楽曲(ただし、それぞれに固定のメンバーがいる必要はない)の総称=ロック、な訳です。よく朝のワイドショーとかで「ロックバンド、グレイが〜」って使われる時の「ロック」がこの意味で使われています。これは純粋に楽曲の形式を示しているだけであってそれ自体にはプラスの意味もマイナスの意味もないということにご注意ください。
でもね、みなさん、多くの場合「ロック」ってプラスの意味で使われていませんか?特に雑誌とかで使われている場合。例えば、「PRIMAL SCREAMってロックだよね」とかって渋谷陽一が言っている場合、それは「すごい」とか、「いい」っていう意味で使われているわけです。これは、誉め言葉として、ですね。
1つ目の意味が音楽の形式を表す客観的な言葉であるのに対して、今度の意味は自分の感情を表す=主観的な言葉だということに注意してください。
そしてこの2つ目の「ロック」に一番近い意味の言葉が「うまい」です。「うまい」っていうのはもの凄く主観的なことばですよね。全く同じものを食べてもある人はうまいといい、ある人はまずいと言う。そして、うまいって言われる対象=食事は無限にあるのと同じで、無限にあるバンドの中からどれを「ロック」とするかっていうのは聞く人によるわけです。こうしてみるとインターネットなどでよく繰り広げられる「B'Z対ミスチル」みたいな争いがいかに不毛なものかわかります。だって、カレーとうどんとどっちが(普遍的な意味で)うまいか?なんて結論がつくわけないから。
もちろん、三ツ星レストランみたく万人が認めるうまい料理っていうのはあるんですが、松屋の牛めしやマックのハンバーガーですらうまいと思ったりしてる。そして、私達全員が食通としてまだ見ぬうまい飯屋を探して食べ歩きをするわけじゃないし、その三ツ星レストランの味なんて知らなくていい、松屋・マックで十分だって思ってるわけです。それと同じで、誰もがロックと認める存在っていうのもあることはあるんですけど、それを探して=食通としていろんなのを聞かなくてもいいし、聞いてもいい。食通が偉いわけではないし、松屋・マック(にあたるバンドを指摘するのはやめときますね)で満足してても全然かまわない。それは個人の価値観とか、何に重点を置いて生きるかという事に類する問題なので。
ただ、それじゃすまねぇっていう人たちがいます。それが料理界における海原雄山山岡士郎親子です。あの親子はとにかくマックとか食う人間を排斥します。そして、「ダメだ、これ喰え!」みたいな事をいうわけです*1。そして音楽界にこれにあたるのが渋谷陽一などなどに代表されるようなロックメディアです。ただ、音楽界の場合、食通に対する迫害が激しく、食通は食通で海原雄山なみにマック(にあたるミュージシャン)をバカにしてるので、話はもうちょい複雑になりますが。


う〜ん、うまくいったような、いってないような…。要練習ですな。

*1:ただ、「美味しんぼ」の世界では「うまさ」っていうのはその素材がどれだけ自然に近いかによる。っていうある意味アホな世界観なわけなんですけど。それはそれで示唆的ですね