古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

おしゃれ免罪符と私の憎悪の構造

学校行った帰り、渋谷ツタヤに行ってきました。それで「jacas」っていう番組のDVDがでてました。それが、要は「外人がひたすらおバカな事をしましたよ〜」っていう内容で、面白いんですよ。笑える。
でも、これを見ながらなぜか、ちょっとヒいてる私がいるんですよ。何か「おしゃれ臭」を感じちゃってちょっと・・・な感じになってる。やってることはお笑いウルトラクイズみたいな最高に面白い感じなんだけどなんでだろ。
この「コントに外人」以外にいろんなのにそういうのありますね。おしゃれじゃないんだけど、入れた途端におしゃれになる、「おしゃれ免罪符」が。
例えば・・・
アニメにおける哲学・心理学用語。もしくは大作家 
ゲームにおける有名人起用
音楽におけるジャズ
テクノにおけるクラブ
論壇における若者
小説における若者
企業活動におけるインターネット
J-POPアーティストにおけるロッキンオンジャパン(このJ-POPがロックバンドになると逆になる点に注意)
などなど。具体的な例を挙げると、アニメって趣味のカースト制の最下層にある趣味*1じゃん。だけど、哲学的な、エヴァンゲリオンとか「総監督・宮崎駿*2」な作品だけ「見てもいいアニメ」に分類されてますよね。これは哲学用語とか大作家などのおしゃれ免罪符によって「本物感」が作り出されて、見てもいいよってなるからだと思う。大作家の皆さんも、そういうことをおそらく意識して取り組んでらっしゃるんでしょうね。同じように、論壇・小説における「若者」っていうのは評価が120%水増しされる。例えば宮崎哲弥とかみたく若者を取り上げる、もしくは若者を知っているって事になってる人の論壇におけるちやほやぶりとか、綿矢りさとかそこら辺の若者の小説家・「若者のすべてが・・・」みたいな小説に対する評価とかね。宮崎哲弥が朝生とかに出るとき、無理矢理「ラジオDJ」っていう肩書きを書き続ける(だって、そこでのDJって「アクセス」のDJだからね)のもそういうことのような気がする。
まぁ、このおしゃれ免罪符の存在を指摘したところで、「だから何?」って言われるんでしょうけど。でも、私はこういうおしゃれ免罪符はあまり好きではないっていうことだけは確かです。好きではない…うーむ、私はおしゃれ免罪符自体っていうかこういうのでいっぱしの人物を気取る風潮が好きではないですね。結局、こういうことをぐちゃぐちゃ言ってる私はD.T.だってことですね。

*1:id:Admier-don師のお言葉より

*2:他には、押井守、大友克広など