古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

連続講義・我らの時代〜音楽界・メインストリーム編〜

参考サイト http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Keyboard/1496/
今日はid:admire-don師のネタフリを受けてのお話。私らの生きてきた時代*1はどんな時代かっていう話です。
私達の時代、音楽界のムーブメントはavexとモーニング娘でしょう。
で、初期のavexを支えたのが小室。安室、globe、鈴木あみなどなど。とりあえず小室プロデュースってついてりゃ確実に売れてた。ボケナスこと私が、物心ついた時に街中にBGMとしてかかってた曲が小室だったっていうのは私にとって本当に不幸だったと思う。このおかげで音楽に興味をもつのに5年は遅れた。全くの個人的ルサンチルマンですけど。
数ある小室プロデュースの中でも一番小室の思い入れがあったのはやはりglobeだと思う。そして、globeは(ロック的な意味での)楽器を弾く人間がいない。そして、唯一楽器を使う小室の弾く楽器が(弾いてるのか弾いてないのかよくわからん)キーボードっていうのはこの時代を象徴しているなぁと思う。もう少し大きな目で見れば90年代後半はavexの覇権が確立された時期です。小室、ELT、あゆ様…わざわざ挙げる必要もないでしょう。
で、これがどんな意味を持つのかっていうと
クラブカルチャーの変わった形での翻訳…元々avexはユーロビートメインのレーベルだったことや、所属アーティストがやたらリミックス盤を出すことからもわかるんじゃないですかね。ただ、avexのせいで日本におけるクラブカルチャー=ユーロビート、トランス=ナンパ、和田サン っていう文系クラブファン*2には迷惑千万な形で理解されたと思う*3。それがいい事なのか悪いことなのかは知りません。
金持ち層から民衆の音楽の奪還…これは私の考えではありません。別冊宝島だかなんだかに書いてあったものです。avex以前のアーティストっていうのはそのほとんどが洋楽もしくはクラシックの素養がある(=金持ち)人々でした。元々が貸しレコード屋さんだったavexによって初めて貸しレコードで音楽知識を増やすような大衆による大衆のための音楽が生まれた。ってことです。
拝金主義の横行…「売れりゃ、なんだっていいだろ!」っていう現在の音楽界で支配的な考え方の実践。稼げる時に稼ぎまくる。メガヒットが連発されたある意味異常な時代だ短じゃないんでしょうか?カラオケの浸透っていうのもavexには追い風だったと思います。
これがメインストリームの動きなんですけど、音楽界の他の動きとしてはメロコア、自作自演系アーティストの登場、テクノ・クラブ系ミュージシャンの活躍っていうのが挙げられるのではないでしょうか。
以下、次の日の日記。

*1:それがいつからいつかなのか?これは現在24歳の私にとってめちゃめちゃ難しい。なにせ、まだ「我らの時代」は時代はいつまで続いてるのかわからないのだから。まだ続いているのかもしれないし、もう終わっているのかもしれない。今回は一応、95年〜04年までということにしておきます。

*2:そんなの、いるのか?

*3:もっとも、これはそれ以前の「ディスコ文化」の隆盛にもよると思うけど