古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

連続講義・我らの時代〜音楽界・サブカテゴリ編その2〜

今回はサブカテゴリ編のその2です。この辺は全部現在進行形ですね。
ロックフェスの興亡
97年に始まったフジロックフェスティバル。この偉大な先達のおかげで、野外フェスはすっかり夏の風物詩として定着しました。単独ではギャラが高額すぎもしくはペイするかわからんというような理由で来日できなかった洋楽アーティストが来日するようになった功績は計り知れない物だと思います。ただ、フェスの数、増えすぎの感もあり来年あたりから(特に邦楽系の)フェスの淘汰が始まるのではないでしょうか。結局このフェスバブルの残した物がa-Nation*1だけだったとしたらそれはそれで悲しい気がします。
ヒップホップの隆盛
ヒップホップが急速に市民権を得てきたのも我らの時代の特徴ですね。しかもメロコアと違い、ヒップホップは日本の音楽シーンで完璧に定着・浸透しているわけです。ヒップホップのアーティストがチャート上位に来るのも普通だし*2、ヒップホップ色の強いJ-POPも量産さてます。しかし、それによってロックファンVSヒップホップファンの対立、というよりロックファンの一方的なやっかみも発生しました。しかも、ヒップホップのストリートファッションの部分とロックファンのある種文系的な部分(ファッション的には大人しめ)の対立もあり、この対立は相当根深いような気がします。
クラブ・テクノ系アーティストの活躍
80年代のディスコブーム。現在のクラブカルチャーはその正当な嫡子なのでしょうか?
私が須永辰緒Nirgilisかなんかを見に代官山のクラブ「Air」に行こうとした時です。私の会社の先輩(32)にその事を話すと「お前は場の雰囲気になじめんから行かない方がいいよ」と言ってました。曰く、「クラブなんていうのはナンパのために行くんだからお前みたいな恋愛弱者が行ってもしょうがねぇ」との事でした。で、私が、「いや、ナンパじゃなくてそこにでてくるDJを見たいんですよ」って言ったところ、クラブに音楽を聞きにいくっていう事がよくわからないようでした。
別の先輩(30代)にも聞いてみたところ、同じような事を言っていました。その人たちはそんなに音楽好きというわけでもないので、そういう印象だったのかもしれませんが、私がテレビ等*3で知るディスコ文化のイメージも大体同じような物でした。やはり、80年代のディスコ文化にあったナンパスポット的な意味合いは全くないとは言いませんがかなり薄まってしまったのではないのでしょうか*4?逆に今のクラブはおしゃれな扮装はしているものの、音楽聞いて自分で好きなように踊るというひどくオナニー的な物になっているのかもしれません。その断絶に何があるのか、何もないのかはよくわかりません。

*1:a-Nationをみるとエイベックスって頭いいなぁーと思う。参加は絶対したくないけど。

*2:ただ、最近のヒップホップの人たちって、「これヒップホップ?」っていう感じの人が増えてきてるのも事実

*3:リアルタイムで見たいたのと「カノッサの屈辱」で見たもの

*4:菊地成孔も同じような事を言っていたような気がする