偉大なるじいさん

今日、江戸東京博物館で「大（OH!）水木しげる展」を見てきました。
詳しくは、
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/kikaku/index.html
http://www.asahi.com/event/mizuki/041106.html
をごらん頂きたいんですが、まず、サブタイトルからしてイカス。「なまけものになりなさい」だからね。で、本人の爆笑エピソードが満載。「日の丸の旗についてる金の玉を食べて腹壊した」「肥溜めに落ちて新聞配達の仕事をクビに」などなど。もちろん、貴重な原画も満載。水木マンガのあの独特な味わいのある人物と緻密に書き込まれた背景（もちろん、あの「鼻息」も！！）堪能できます。あと、マンガに出てきた小道具（ゲゲゲの鬼太郎の家や人間の魂のてんぷら（「ゲゲゲの鬼太郎」のっぺらぼう編より）など）が再現されてたのも非常によかったです。
水木しげる本人のコメントもイカス！（開催の挨拶が）「私は昔からコレクターだった。昆虫、貝殻から新聞の題字まで何でも集めて、それを見ては楽しんでいた。それで、今はカネのコレクターでもある」、（展示品を自賛して）「８０歳を過ぎると、ひとつのことに感動して倒れるなんてことはないけど、全部よくできている。面白く拝見しました。漠然と見ただけだけど……」（今なお現役でいる秘訣について問われると）「私は絵を描いて皆さんを化かすわけです。みんなを騙しちゃあ、カネを巻き上げる。私の周りにいる妖怪が考えるらしく、自然に事が運んでカネも入るようになっている。やっぱり、妖怪がいるんじゃないですか」だからね。本当に素晴らしいです。是非一度足を運んでみてください。