古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

我らの時代〜Sub Culture編〜

New Orderの曲でありましたね。サブカルチャー。「LOW LIFE」の7曲目です。ってそんなマニアックな話題は置いておいて、今日は私らの時代におけるサブカルチャーです。
うむ。まず最初にサブカルチャーに対応する言葉としてメインカルチャーというのがあります。両者を分ける物は一体なんなのでしょうか?私はメインカルチャーってオヤジ文化だと思います。メイン=万人に認められるっていうのは現在だとスポーツ新聞や週刊文春あたりで紹介される、つまりそれを作っているオヤジ(オバサンも含む)に理解・賞賛される程度の作品の事をいう。ということです。
で、我らの時代に特有の動き、それがサブのメイン化、メインのサブ化です。メインのサブ化、例えば、右翼の東京都知事のような大家が書いた小説は一応メインカルチャーと言うことになっていますが、「DEEP LOVE」は悪い冗談、もといサブカルチャー以外の何者でもないっていうような具合です。で、市場全体のボリュームでいえばそのサブカル小説の方が圧倒的に大きく、文壇(笑)自体がサブカル化してきてる訳です*1
サブのメイン化ってのは、例えばテレ東の夜中にやっているアニメを見るのは「なし」なんだけど、宮崎駿のアニメはなぜか見てもいいことになっている。これは宮崎駿のさまざまなサロン活動=ニュース番組に出たり、どっかの大学教授に自分の作品の解読させたり、によるわけ*2です。これによって本来サブカルチャーだったアニメの中でも一応メインカルチャーという勲章*3を得たわけです。アニメの他にもマンガ、テレビなどもメイン化してきてる。例えば、マンガ界での水木大(おお)先生やトキワ荘の面々の扱い方っていうのはもうメインぽい感じでしょう。おそらく、あと20年もしないうちにゲームもメインカルチャーとして扱われるもの*4が現れるでしょう。それがいいことかはわかりませんが、メインになろうとしてサロン活動にいそしむサブカルの皆様には最初に挙げたメインカルチャー=オヤジ文化っていうのを忘れないようにしていただきたいものです。
サブカルチャーでもう一つ、サブカルチャーもしくはサブカルチャー愛好家における勲章の存在についてはまた後日語らせていただきます。

*1:ここら辺の事に激怒(?)したのがマンガ夜話大月や大塚英志。そういう理解でよろしいでしょうか?

*2:もちろん、作品の質も関係しますよ。「なんか大きなこと」を「語っているような気がする」アニメじゃないとダメです。

*3:紫綬褒章みたいなもんか

*4:筆頭はドラクエ