古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

我らの時代〜オタク編その1・オタクは金持ちか?〜

この項は私が以前書いた日記を元に再編集してお送りしております。
まず一発目、オタクは金持ちなのでしょうか?
小学生の頃、私とその周りではBB戦士が流行っていた。結構一生懸命になって「武者ガンダム」とか買ってたんだけど、私の財政状況=我が家の財政状況では一月に1体買うのが限界でした。で、やっぱり財力のある奴にはかなわないのですよ。ミニ四駆とか、ファミコンにしてもそう。
オタクが好きな「コンプリート」って金がないとできない。あと、オタクに必要不可欠な自分ひとりの個室*1っていうのも私は大学で東京に来るまでなかった。正確には部屋はあるんだけど、そこは単にアコーディオンカーテンで間仕切りしてあるだけで音とか丸聞こえなのよ。しかもタンスが置いてあって、着替えする関係でいつも親とかが入ってくる。これじゃ全くオタク文化を花開かせることはできないですよ。で、この自分の部屋のあるなしっていうのも金でしょ。まぁ、今時一人の部屋がない子供なんてそんなにいないと思うけど。
実際、私がこれまであった中で3本の指に入るオタク濃度の奴は、1週間出るマンガ雑誌、ジャンプ・マガジンからチャンピオンとかまで全部購入していて、しかも毎回本屋さんに家まで届けてもらっていたそうです。あほだなぁと思いますけど、それ以上にその財力に感心したものです。
オタクという言葉の発祥が、慶応幼稚舎(=金持ち)出身のSFマニアが「お宅」って呼び合っていたのによるっていうエピソード*2が、象徴的なような気がします。

*1:家族で共用している部屋に「カードキャプターさくら(やっと正式名称がわかった)」のポスターを貼るバカはいないだろう。親も見ればさすがにわが子がヤバイ方向に向かってる事がわかるだろう。

*2:岡田斗司夫オタク学入門」より。オンラインで公開されているので、興味のある方はごらんになってみてください。