正しい歴史教育
続き。今、いろんな人たちが泣いたり怒ったり多事総論したりしているのは、日本国で統一の歴史像を作ろうとしているから。だから、歴史像を選択制にすればいい。大体、歴史なんて1年で勉強できるんだから、小中と1年づつ交代で違ったものを教えて、高校になった時に選択できるようにすればいい。
例えば
「日教組歴史」…先生が一番教えたい歴史。とにかく日本が悪い！講師、運動家の皆さん
「新しい歴史」…「日教組歴史」の反対。とにかく中国・韓国が悪い！講師、運動家の皆さん
「光栄歴史」…1年かけて三国志と信長、競走馬について学ぶ。講師、シブサワ・コウ
「司馬歴史」…物語風の歴史を学べます。教師がやたらと「閑話休題」って言ったり、「街道を行く」と称して学校近くの道端で授業をすることが多い。講師、天国から司馬遼太郎
「上からの歴史」…傲慢な「上からの歴史*1」が学べます。民衆運動や農民反乱の指導者には「たかが、農民が！」とかいう一方、大帝国の皇帝に対しては「王・長嶋のようだ」とかわけのわからない修飾語を付けて褒める。授業中、やたらと「中曽根は〜と言っていた」という今の若者にはよくわからない自慢をする。講師、某球団元オーナー（某国営放送元会長でも可）
「UFO歴史」…オーパーツとアステカ文明あたりをメインに地球外生命体が地球に及ぼした影響を語る。講師、たま出版・韮澤社長
「カノッサ歴史」…「近世ハンバーガー革命史」や「幕末ビール維新」など、古代・近代史を学びながら現代の文化を学べるという１粒で2度おいしい授業。講師、小山薫堂
「アニメ歴史」…数々のアニメの歴史をミックスした歴史。ルパンは3世までいるし、2000年には「ともだち」によって殺人ウイルスがばら撒かれてます。もちろん、宇宙世紀も勉強しますよ。講師、岡田斗司夫
みたいな。これで自分の好きな歴史像をチョイスできるようにする。受験生にとっては「テストどうすんだよ！」っていうツッコミが入りそうなんですが、いいんです。これで。だって、テストでの歴史っていうのは事実関係さえ把握していればいいんだから。それぞれの事実の評価は問われない。ってか世の中にいろんな歴史像があふれてたほうが面白いでしょう。
