古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

ルサンチルマン

だと私はずーっと思ってたんですけど、正しくは「ルサンチマン」なんですね。私の知能の低さがよくわかる微笑ましいエピソードですね。
それはそうと、童貞必読の書、花沢健吾ルサンチマン」が終わってしまいました。どういうストーリーなのか説明すると、チビ、デブ、ハゲ、メガネの童貞の主人公*1が超高性能ゲームの仮想空間上に彼女を作って…ってなお話です。このマンガが凄いのは、「現実を直視しろ、俺たちにはもう仮想現実しかないんだ」とか、童貞の心にぐさりと突き刺さるセリフや話が満載。私たちが薄々気づいていた、もしくは気付いていても気付いていないフリをしていた事実なんだけどね。
オタクの方々は、これを読んで「我が意を得たり」とか思ってるかもしれないんですけれども、ちょっと待ってくれ。本当にそうなのかよく考えてみた方がいい。と、いうのも私がこれと対極に位置してるなぁって思うのが「げんしけん」みたいなオタクの生態描写系のマンガ*2だから。あれって私も一度マンガ喫茶にあるのを読んだことがあるんだけど、全く意味不明でした。それはどうでもいいんだけど、問題はああいうのって、一般人が糞で、むしろ我々のほうが優れているっていう価値転倒っていうか勘違い、これを私は「内弁慶のアーリヤ人化」とたった今名付けたんですが、それを引き起こさせることが多いような気がするんですけど、いかがでしょう?
「我々は彼らよりも優れている」から逃げるのと「現実ではもうすでに挽回不可能なぐらい差がついている」から逃げるのとでは、同じく逃走を描いているにも関わらず、違いは大きいと思う。
それはともかく、「ルサンチマン」は童貞の負の部分を描いた快作、もとい怪作なので、童貞の方、もしくは童貞に興味のある方は是非一度お読みください。
参考
http://tobira.livedoor.biz/archives/10784822.html

*1:GOING UNDER GROUNDのボーカルに似てると思うのは俺だけか。

*2:で、「ルサンチマン」の何倍も人気がある