古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

Love、新秩序〜ニューアルバム発売地獄変〜

いよいよ、今日は一般のCDショップでも発売されました。New Orderのニューアルバム。私は昨日から聴いているんですけど、いいですねー。全体的な感想はゲットレディ+テクニークみたいな感じでしょうか。ただ、いつものシンセサイザーは影を潜め、「普通の」ギターが多用されていた。そういう意味では、曲の個性はややなくなっているような気がします。ただ、ファミコンゲームの「ピコピコ音」が数多くフィーチャーされていて、これはこれでありだなぁと思います。
最初のオープニングからして、およそニューオーダーらしからぬ音でスタートしますが、1曲目、2曲目あたりは、ニューオーダーらしい美メロといい感じのベースラインで、従来からのファンも安心して聴けます。3曲目は最初のドラムラインとベースラインがまんま、Krafty。で、4曲目、Kraftyで、ポップかつダンサブルな新秩序節を聴かせてくれます。
異色作は5曲目で、なんとレゲエに挑戦しております。マジで似合わねぇなぁと思っていたんですが、聴いてみるとなんとこれがカッコよいのです。自分達のフィールドを80残しておいて、20だけレゲエした感じ。しかも、その混ぜ合わせ方が絶妙。でも、これは一回だけ通用する技だと思います。
6曲目はテクニークばりのダンスナンバー。少し湿ったオープニングがニューオーダーらしい。7曲目はタイトルがダサダサ。しかし、ピアノ、シンセサイザーと打ち込みドラム、うなるベースライン。縁の下の力持ち的存在のギター。名曲です。8・9曲目はシザーシスターズのボーカルが参加した、これもニューオーダーらしい一品。こちらは、どちらかというとテクニークよりですね。特に9曲目はすばらしいコーラスワークを聴かせてくれます。でも、トラック自体はどちらかというと平凡。特に、打ち込みがカイリー・ミノーグあたりが使ってそうだし。10曲目がこれがまた…号泣。シンプルながらもNew Orderらしい憂いのあるメロディを聴かせてくれます。この勢いで11曲目も制覇してボーナストラック。全部Kraftyでまず、日本語版。爆笑。だって、棒読みなんだもん。鯵缶さんが書いた「キミと僕を繋ぐ距離」*1を歌った詞を棒読みするバーニー。いいなぁ。アマゾンにいた、「ニューオーダーはよく知らないけど鯖缶の詞が楽しみなので買います」って言っていた彼*2はこれを聴いてどう思うかなぁ。それはそうと、最後のKraftyのリミックスは絶品。重く、かつより踊れるKafty。是非一度御賞味ください。
結論としては、「早く日本に来い、お願いします。」ですね。

*1:ライナーノーツより。これにも腹を抱えて笑った

*2:http://d.hatena.ne.jp/dinner-roll/20050318経由、http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007INYFS/flashingo-22/ref%3Dnosim/250-7883930-5395404より。dinner-rollさん、ありがとうございます。いつもお世話になります。