古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

先生の遺言

「漫画家として大成功した僕は、毎日遊び暮らすという日々が楽しくてなりません(中略)つまりあなたはわずか千二百円の資本投下で*1青木直伝の銭学を学ぼうとしているのです」
「銭道〜入門編〜」序章より
のっけから飛ばしまくってます、青木先生。韓国に行ったとき、移動中暇だからって買ったんですが、凄かった。最初私は、「どうせマルクスがどうしたこうした*2とか不和哲三みたいな眠たいことぬかしてんのかなぁ」って大して期待もせず読み始めたんですが、凄い。素晴らしいです。最初のほうこそ、神はいるかいないかとかそういう話なんだが、しばらくするといきなり
「都心から電車35分、徒歩2分。2DK、築26年で450万円(諸経費込みで500万円)のマンション、買うべきかどうか次のページ行く前に考えてこい!」
とかいう宿題が出てきたり*3、「金貸すときはこれから約束手形や!」などなど凄い金言が満載。あの青木雄二が起業を説くっていうからてっきり町金とかそういう華々しい話かなぁと思ったら、いきなり田舎の喫茶店「ア○コ」*4やらディスカウントストア「サルマタ屋」の経営シュミレーションやらをおっぱじめる始末。挙句の果てには「生活保護の受け方」だからね。素晴らしい。
言ってる事は至極まともかつ、私が常々考えていたことに一致していたのでわが意を得たりという気分になってとてもうれしかった。「寝ながら株の自動取引で儲ける」とかいう本を買うよりは間違いなく有効な資本の使い方。

*1:文庫版なので投下資本学は500円になった

*2:先生は、マルキシストなのだ!

*3:もちろん、青木先生の詳細なイラスト付き。答えは…ご自分でお確かめください

*4:青木先生のマンガの読者にはお馴染みの名前。