古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

天邪鬼と小馬鹿、それがD.T.スタイル

「私たちはD.T.や先進童貞首脳会議の原初の起源については何ひとつ知らないし、これから先も何ひとつ知ることができないだろう。D.T.や先進童貞首脳会議の根源は遠い過去のうちに沈んでいるからである。しかし、現在についてなら確かなことがひとつある。それは童貞的行動とは個人が自発的に演じうるものではない、ということである。」
(クロード・レヴィ=ストロース、『今日のオナニズム』)
http://blog.tatsuru.com/archives/000995.php
より。
私は別にどうでもいいんですけどね。こういう話。人は人、自分は自分だから。でも、それだと話が終わってしまうので、少し妄想をお話します。
まず、最初のほう、この人の生徒なんかが、労働とは社会的承認を得るためとかなんとか言っててそれを「よいことだ」とかって言ってるくだり。殴ってやろうかと思った。
この辺の一文で、この人はまともに働いたことがないんだなぁっていうことがよくわかります。労働によって社会的承認を得ている人間なんて、リクナビとドラマの中でぐらいしか見たことがない。仕事なんてのは総じて嫌なものなの。苦しいの。そんなことは社会人3年目の人間にすらわかる。じゃあ何で仕事しているのか。本当は「生きるため」なんだけども、その他に答えがほしいなら、仕事終わった後に飲むビールが上手いから。仕事の合間を縫って駆けつけたフジロックで見るNew Orderの雄姿がかっこいいから*1。ただそれだけ。
で、その後で二ートは「やらずぶったくり」だと断じたあたり、あれは正しいと思う。
いろいろぐだぐだ言ってるけど、「立ってるものは親でも使うけど、自分は一切何もしない」それがニートなんでしょうねぇ。ニートって私たちが定年後にもらえるはずの時間を今消費しているに過ぎなくて、これ自体は物凄く合理的な考え方だろう。今遊ぶか、年取ってから遊ぶか。どっちが楽しいかはすぐわかるだろう。「夏休みをどう過ごすか」って事にも通じるんだけど、最初のほうに宿題やるか、8月31日に宿題やるか。ただそれだけなので、ニートの人たちもいつか宿題をやる羽目になると私は思ってるんですけど、問題は、8月31日に宿題やっても意外と辻褄は合わせられるって事なんだよね。多分、なんだかんだいってなんとなく辻褄が合うんだろうなぁ。
最後に、ニートに対して、どうしたらいいかってところで、この先生は
学びと労働の人間的意味を語ること。
っていう中学校の道徳みたいなことを話しているんだけど、そんなことしなくても、すぐできる解決策がある。それはニートを無視しろって事。とにかくマスコミとか、インターネットとかニートをちやほやしすぎ。それだから、ニートの人たちは「俺らは普通だ」って思うんですよ。それから、ニートって言葉もなんかかっこよくてダメ。日本にはごくつぶしという差別意識に溢れた素晴らしい言葉があるんだからそれを使えばいい。ごくつぶしだったら恥ずかしくてすぐに働き始めるに違いない。

なんかクソまじめな事を書いてしまい、申し訳ありません。明日から平常に戻します。

*1:いい年こいたオヤジなんだけど