古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

ややまじめな話

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050613-00000185-kyodo-soci
参考
http://d.hatena.ne.jp/republic1963/20050214
http://d.hatena.ne.jp/republic1963/20041002
例の爆弾犯の件なんですけど、以前の大阪の少年に続いて彼もABC理論で言うところのCの人間のようです。
最近、なんだかABC理論*1で言うところのCの犯罪が多い気がするんですよね。私は中学校の頃、当たり前にCランクで、いろいろとどす黒い感情が渦巻いていたりしていた。でも、それを実行に移すことはなかった。それは、友達のおかげかもしれないし、河津秋敏のおかげかもしれないし、TVのおかげかもしれないし、曹操孟徳のおかげかもしれない。よくわかりませんが、ともかく、いろんなもののおかげで平穏無事にCとしての人生を送っているんだけど(それが地獄なのかもしれないけれど)、なんでこの子達は踏みとどまらなかったんだろう。
確かにCの人生とは、人に罵倒され続け、搾取され続け、童貞であり続ける。そんな人生でしかない。どうせ地獄でしかないのだからクラスの豚どもを道連れにして、思い知らせてやろうという考えも非常によくわかる。
しかし、しかしだ、それを実際にしてしまったらどうしょうもない。だから、Cとしてのルサンチマンを糧にするなり、忘れるなりしてなんとかバランスをとっていくしかない。例え、いいことが全くないCの人生だとしても。
なんでガンダムでもメイドでも鯵缶でもなんでもいいんだけど、それをネタに踏みとどまることができなかったのか。そんなにすぐにまともな人生に見切りをつけてしまうのか。親や周りの人間はなぜ彼らと同じ想いをしているCの同士が世の中にはたくさんいるということを教えなかったのか。彼らにはまだ見ぬおもしろ、まだ見ぬAV女優、まだ見ぬゲームがあったというのに…本当に悲しい。
最後にもう一度だけ言います。
Cの絶望、悲しみ、怒りはよくわかる。よくわかるし、その怒りは全くもって正当だ。でも、その逆ギレはよせ。

*1:一言でいうと、中高のクラスってのはクラスの中心人物=モテるのA、クラスで主導権を握るまではいかないが一目置かれているB、クラスのお荷物のCで構成される世界だという理論。