古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

茂手内物語16〜「ただモテない人間」への挽歌その2〜

せっかくだから駄文にもう少しお付き合いください。
ちなみに、オタクやサブカルなどには皆の共通項のようなものがあります。ほとんど例外なく皆がやっていること/好きなこと。例えばオタクの場合にはアニメ・ゲームだとか。サブカルにとっては多分音楽だろうし。ただモテない人間にはそういうものがないんです。
私も国際童貞文化研究所の主席研究員という役職という役職柄*1、いろいろないわゆる「ただモテない人間」に会ってきたし、好きなこととか訊いてみたけどホントに人によって様々なんですよね*2。洋楽とか好きな人もいるし、歴史好きな人もいるし、おもしろ好きもいるし、薀蓄好きな人もいる。
だから間口が広いとも言えるんだけど、共通項がないということが、ただモテない人間について語る事を難しくしているのかなぁとは思う。だからいい悪いという事でもないけど、オタクとかサブカルってホントにうらやましい。たくさんの同志がいて。モテなくても同志がいるならいいじゃないか?とすら思う。もちろん、私にも盟友はいるんだけど、「ある匂い」を感じたらという前提条件はあるけれど、初対面でもオタクトークというのはコミュニケーションツールとしてのオタク話というのはもうかなり市民権を獲得しつつあるのではないだろうか?そういうものがあることが恵まれているなぁと思うわけです。

私がなんでこういう事に固執しているのかというと、それがすなわちサブカルやオタクが市場として認知されているからです。本を作っても語るに足る何かがある(=金が儲かる)のと、それがない物とでは大きく違うと思う*3いますもん。「ただモテない人間」なんかどのTVにも取り上げられないからね。ただただ日常で死ねって言われてるだけ。オタクは誤解されてるとかなんとかって言っても、「オタクは儲かる」この前提が成り立っている限りそこまで無下に扱われないと思うんですよね。今後D.T.界もオタク界のように語るに足る物になるのでしょうか。


まとめ
いつかユリイカで「総特集・D.T.」を作ってみたいなぁ。できたら買います。あと、モテないけどオタクじゃない人のことも忘れないでください。

*1:100%嘘。

*2:あえて共通項的なものを言うなら伊集院光のラジオと三国志だが・・・弱い

*3:もちろん、偉大なる先駆として「D.T.」があるのだが、あれはおもしろを追求したものであって、「ただモテない人間」について語られたものではないと思う。