ヒヒヒの非太郎「妄想妖怪・艶女(アデージョ)と艶男(アデオス)」
〜この番組は「楽しい時を創る企業」バンダイの提供でお送りします〜
(オープニング。くどくなってきたので省略。)
今日の非太郎@銀座。アップルストアなんておされスポットでDJする大沢伸一を見るためだ。地下鉄銀座駅から降り立ってみると、周りの様子がおかしい。周りがみんな、「ナポリの種馬」こと、パンツェッタ・ジローラモで埋め尽くされているのだ。
そんな時、頭の非モテアンテナ(よく寝グセに間違えられる)が反応している。近くに妖怪がいるらしい。どうやら非モテアンテナはジローラモに反応しているようだ。
よくよくジローラモを見てみると、下には「ちょい不良(ワル)オヤジの艶GINZA」という文字が躍っている。非太郎はサブいぼが出てきた。すると、非太郎の脳味噌の中にだけ住んでいる目玉の親父が言う。
「非太郎!これは己の歳も考えず雑誌「LEON」を読んでモテるために湯水のごとく金を使う、妄想妖怪・艶女(アデージョ)と艶男(アデオス)じゃ!」
「なんだって、父さん!それじゃトニー・クロスビーと「セリエAダイジェスト」で大暴れしていたジローラモは、「イタリア語講座」で山口もえにセクハラまがいにべたべたしていたあのジローラモは妖怪だったというのですか!!」
そんな会話を目玉の親父としていると、ラテン風の年のころ40ぐらいののオヤジが30ぐらいのラテン風のねーちゃんを連れて歩いている広告が。艶男になるにはこれ買えって事らしい。そしてその広告にはやっぱり「LEON」の文字が。どうする、非太郎!
(CM。)
「彼女を連れて歩く上質な車=レク○ス」
「彼女と自分達だけの上質な時を記憶する=キャ○ンのカメラ」
「上質なカップルにこの上質な服を=SH○PS」
非太郎は頭がくらくらしてきた。
「非太郎!これは全てマーケティングじゃ、宣伝じゃ!」
「わかったよ、父さん!」
しかし、なんでこんな歳になるまで恋愛をしなければいけないのか?金を使わなければいけないのか?非太郎はどうしてもそこがわからなかった。
父親、母親がもし、艶女、艶男だったら・・・非太郎は生まれて30秒で世界に絶望して死んでしまっただろう。
22:30分、電車に揺られていると、脳内の目玉の親父が言う。
「非太郎、どうしてこんな雑誌が売れているのかのう。」
「ええ、父さん。全くの謎です。どうしてこんな歳になるまで恋愛をしなければならないのでしょうか?私達がちまちまと貯め込んだ小金をさらに吐き出させようとする仕掛け以外の何者ではないのに・・・」
「そのとおりじゃ、非太郎。しかし、非太郎よ、非モテハウスの面々はもちろん、ワシ等が生きてきたなかで艶女、艶男なんて一度も見たことがないがのう。」
「ええ、父さん。艶女、艶男なんてツチノコみたいなものなのかもしれませんね。主婦と生活社の編集者の脳内の中だけに生きているのですかね?それとも私達のような人間としてのレベルが低い人間には存在自体を感知する事ができないのでしょうか?」
「そうかもしれんな。しかし、非太郎。艶女、艶女の概念自体は反非モテに違いないのだが、その佇まいはD.T.的であることは忘れてはならんぞ。」
「はい、父さん。艶女、艶男のかもし出すおもしろは素晴らしいですね。大体、艶女が提唱する「コムスメに勝つ!!」なんて物自体が「俺は黒髪の女としか付き合わない」っていうD.T.と大して変わらないですからね。」
「うむ。それでも彼等の考え方やキャッチフレーズは非常に妄想力のある=D.T.的じゃな。しかし、艶女、艶男からしたら非モテなんて虫けら以下じゃろうがな。」
「ええ、父さん。どうすれば良いのですかね。ところで父さん、今日はツタヤが半額レンタルらしいですよ。」
「そうか、非太郎。だから渋谷に向かっているのじゃな。わしも今日は久しぶりに西田美沙が借りたいわい。」
「ええ、父さん。あの巨乳は非モテにとってはたまらないですね。いい女子高生モノのDVDが準新作になっているようですから、急いでいきましょう。」
(エンディングテーマ)
(次回予告・「西洋妖怪・コミュニケーションスキル」)
※この番組はフィクションです。実在する団体、名称等とは一切関係ありません。