古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

領空侵犯

月曜日の日経なんですが領空侵犯と題して東大の偉い先生がオタク否定論をぶちかましていらっしゃいました。ビジネスマンオタクの方達は怒り心頭だったでしょうね。

え〜といろんな事が書いてあるのでなんとも感想が書きづらいんですけど、書きます。
オタクの人には悪いんですけど、この人の主張は一本筋が通っているんではないですかね。メインもメイン、ど真ん中のメインカルチャーの担い手である東大の教授がこういう事を言うのは例えやせ我慢であったとしても正しいと思います。マンガとかアニメとかゲーム、ってサブカルチャーなんですよ。間違いなく。このサブカルチャーってのは私がいつも言っているサブカルっていう意味ではなくて、アンダーグラウンドの文化っていう意味なんですけど、極論すると、周りの大人とかに表立って話すべき趣味ではないと思うんですよ。メインカルチャーには権威と莫大な金がついてくるけれども、サブカルチャーにはサブカルチャーの利点があると思うんですよ。メインカルチャーになってしまうと失われてしまうような。だからもちろん、メイン/サブっていうのは別にメインが偉いっていうわけではないです。
私はその辺のサブ/メインの区分けってのはもっと厳密になされるべきだと思います。メインはメイン、サブはサブでそれぞれ影響しあいながらいい物を作っていくべき。そこでサブなのに「メインでござい」とか言い出すから変な事になってしまう。だから、大学教授とか文化人でアニメとかゲームとか賞賛している人はあんまり感心しないですね。こういう権威付けって本当にろくでもないなと思います。