世界はそれを詐欺と呼ぶんだぜ
しかし、この現実感のなさは一体なんなんだろうか?っていうか現実ではありえないものを現実だと認識させようとする事、それを詐欺と呼ぶのだが、どうやらアニメの世界ではそれが許されるらしい。
で、耳をすませば。これのリアル版作ったらどうなるだろうってことで、リアル版耳をすませばを作ってみようと思います。
え〜まず、主人公の属性を分解してみますと、
月島雫ってのが主人公の女の子なんですけど、文学少女で、ちょっと不思議ちゃん入ってるんですよ。すぐ「物語に出てきそう○○だなぁ*1」とか言うんですよ。あとはまぁ明るくて活発、勉強は中の上、夢は小説家*2。
月島雫、リアルバージョンだったら間違いなくサークラでしょ。サークルクラッシャー。杉村っていうクラスメイトがこいつの事好きで、三角関係ぽくなるんだけど、そこでクラッシュさせてほしいな。文学少女で不思議ちゃん、夢は小説家だなんて。好きな小説家は桜井亜美ぐらいのライトさでOK。勉強が中の上っていうのはそのまま。アニメ版では割と明るくて活発な描写が多いんですが、少し浮いてしまうので、ちょっと暗いほうがいいですね。ゴスロリとかそっち方向まで行かなくてもいいんだけど、aikoや大塚愛ではなくて、鬼束ちひろとか一青窈辺りの自意識過剰歌姫は聴いててほしい。着地点としては椎名林檎かな*3。
で、ヒーローっていうか、男の主人公が聖司っていうんだけど、そいつが絵に描いたような文系ヒーロー男で、私なんかはもうダメなんですけど、これもリアルバージョンに直してみます。まずは、この人、勉強ができて、カッコよくて・・・みたいな感じなんだけど、重要な要素が抜けてるんですよね。それはCクラスって事。友達とか全くいなさそう(描写がない)だから、間違いなくCクラス。図書館の本に全部先回りして借りとくなんて、ストーカーじゃねぇか!至高の存在であらせられるAクラスの方々がそんなことされるはずがない。大体、趣味がバイオリン作りでバイオリン職人になりたいって、そんな奴絶対いねーよ。今日び、Cクラスでさえたぶんガンダムとかアニメの知識が必要不可欠なのに、それすらなさそうなんだから。もう少し現実的にしないと・・・そうだ、趣味は深夜ラジオで、夢はハガキ職人にしとこう。バイオリン職人に似てるから。頭がいいっていうのはそのままだけど、世渡りの能力は低いっていう描写もほしいですね。
その他の登場人物は以下も以下のように変更いたします。
杉村:雫のことが好きないわゆるいがぐり頭の少年。→サークルクラッシュの被害者。サークラ用語におけるドワーフ*4。
原田:雫の親友。杉村のことが好き。→サークラ用語におけるの魔女*5。
雫のクラスメイト女子:保健室で一緒にご飯を食べたりしている。雫の電波ポエム(笑)の読者→性別を男に変更。保健室は部室に。
聖司の祖父とか、猫とか:雑貨店を経営。電波ポエムの読者。雫のよき理解者。→んなのいれねぇや。もっと若くて職業を出版社勤めで、雫のよき理解者みたいなキャラが必要。もうおわかりですね。
こんな感じで。あとさ〜全体的にクラスの奴等にしても誰にしても、薄いんだよね。中学校のクラスなんてもっと悪意に満ち溢れているはず。もっとホビットとか、ブス山さんとかいないと。これこそ「リアル」でしょう。