プレスタジョン王国博物誌
(実は昨日の続き)
その昔、東方にあるとされた伝説のキリスト教国、プレスタジョン王国。ある人はそれをモンゴル帝国だといい、ある人はそれをエチオピア、はたまた黄金の国・ジパング、いやはやアトランティス、ムー大陸だと…様々な説があるわけですが、本日は残された史料からプレスタジョン王国の文物をご紹介したいと思います。
本日はプレスタジョン王国の政治思想について。プレスタジョン王国では様々な政治思想があるわけですが、その中の代表的な物といえば…。
非モ帝国主義
非モテが、自らの思想、文化などを拡大するため、もしくは同時に、新たな信者や発言権などを獲得するために、軍事力を背景に他のブログやグループ(サブカル、DQNなど)を積極的に侵略し、さらにそれを押し進めようとする思想や政策。拡張主義。膨張主義。
恋愛共産主義
恋愛とその結果としての異性獲得を国家によって平等に配分しようとする思想。全ての恋愛手段=合コン、お見合い、サークル、廊下でメガネっ子と激突、電車で絡まれてる伊東美咲(もしくは中谷美紀)を保護、などは国有化され、その発生するタイミングや頻度は全て国家によって管理されている。勝手に電車で絡まれている伊東美咲をすくっていないかどうかは秘密警察(チェーカー)によって監視され、自由恋愛が発見された場合、強制収容所に送られる事となる。
また、「萌えは民衆のアヘンである」として2次元恋愛を否定している。恋愛資本主義は恋愛共産主義にいたる必然であると解釈しており、現在の恋愛資本主義に対する闘争・革命を肯定している。その革命への考えや手法において様々な解釈がある。
修正非モテ主義
恋愛資本主義を非モテにも生きやすく国家(ないしはそれに類する強制力)を介入させようとする思想。恋愛資本主義と恋愛共産主義両者の利点を取り入れようという考え方。修正非モテ主義かの世界では、飲み会での恋愛トークの禁止、全ての文化系サークルでの男女比を一定数量にする努力目標の設定などの強制力のある政策から、AV・風俗無料拳の配給やラブワゴン非モテ版の運行などといったセーフティネットの構築まで、様々な施策が遂行される。
また、「どこまで強制力を働かせるか?」ということに対して、ケイジアンから修正恋愛共産主義まで様々な見解がある。
あらゆる権力・権威の介入を否定する思想。特に、俗に言う「素晴らしい人々」とよばられるAクラス、DQN、学校教師・政治家といった指導者層、老人などにたいしては口を極めて罵倒する。非モテアナーキストの多くははてなブックマークによる集団暴力、大量トラックバック/コメントによる集中攻撃などの「非モテロ」といった手法をとる。DQN系ブロガーにとっては天敵。
非モテリバタニアリズム
個人の自由を最大限尊重し、国家などによる介入を最小限にしようとし、恋愛をする/しないというのは個人の自由であると主張する。そのため、恋愛は個人の自由であるため、脱オタクや2次元萌えなどの非モテ向けソリューションについて議論する事は事実上無意味だとする(個人の勝手にしろという立場)。また、ウェブの世界でモテ/非モテを議論するのは個人の自由であり、当事者性は必要ないとする。また、個人の書くエントリの質とその「見えざる神の手」である所のアクセス数、ブクマ、トラバ等に至上の価値を置く。
非モテリバタニアリズムの一部は無政府非モテ資本主義(アナルコ・キャピタリズム)を志向する。
これがプレスタジョン王国の政治思想の一部であります。そして今日もこの国の非モテ論壇では何が非モテにとって最上かを巡って喧々諤々の議論が戦わされているわけです…。