世界の終わり
- アーティスト: THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1996/02/01
- メディア: CD
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最近、いろいろ話をしてきて思ったんですが、非モテって「地球存亡の危機!!」とかすきだよな〜と思いました。ドラマツルギーとしての盛り上がりとかとは全く別の次元で。
それは「地球存亡の危機」だとか、「国家の興亡」とか、(セカイ系?みたいな)日常→非日常みたいな話もそうなんですが、多分それは、非モテと親和性の高いメディア、例えばマンガとかゲームとかでいっつもやってるからだと思うんですよね。地球の危機。3月ぐらいになると大体地球の危機でしょ。アニメにしてもマンガにしても。そういうのを何十回も経験しているもんだから、多分地球存亡の危機が結構簡単にできるもんだと思っているのかな。
なんというかこういう非日常への渇望って非常に非モテ的だと思うんですよね。
以前益田ラジヲ氏と少しやりあった事があるんですが、非モテにおける物語の不在っていうのはその通りで、その「Boys'S Be…」みたいな恋愛が起こるべき俺の人生が、「エウレカセブン」みたいにかわいい女の子と世界を救うべき俺の人生であるはずなのに、何も起こらない。それどころか淀み続けている自分の人生。
そういう人生に対して折り合いをつけられる人はいい。ところが、それができる人間はそれほど多くないと思うんです。あまりにもつまらなさすぎる自分の人生をごまかすためにせめて非日常的なアニメやマンガ、ゲームを求めているのかなと思っています。そんなささやかな、素晴らしい人たちが行ういじめ、差別等々数々の仕打ちに比べれば全然害のないものに対して「それは現実と空想の区別がつかなくなるからやめろ」とだれが言えるのでしょうか?