特権階級が規制緩和論

今日の日経新聞。一面で格差を考えると題して、興味深い記事がのっていました。
要するに、規制緩和はいろいろな新しいサービスが生まれるからOKだ。格差が広がっても、経済が発展すれば全体の富が増加するからOKだという話でした。
まぁ、リバタニアンからするとこういうのはOKなんですが、こう、新聞系メディアにこういう話に思うのは、
「じゃあ、あなた方を保護している特権も規制緩和していいんですよね？」
ということなんです。

老人達が大量に引退するからといってそれを保護する必要はないんですよね。
再販制度なんてもちろんなしで構わないんですよね。
堀○社長みたいに法の抜け穴使って金儲けするのもOKですよね。

ということなんですよね。
そういうことを言う覚悟がないくせに規制緩和OKだ格差OKだっていうのは話の筋が通らないと思います。
大体、私がマスコミが格差論を取り上げることに対して非常に懐疑的なのは、
マスコミで格差論で出くる人から、作ってる人まで、勝ってるからなんですよね。勝ってる人たち同士が格差がどうしたこうしたみたいな話しても予定調和かつ徹頭徹尾勝ち側に有利に作られた議論でしょう。
大体、この格差がどうしたっていう話自体が勝ち側からでた考えなんですけどね。ま、「素晴らしい人々」による自作自演ということなんでしょうか。