古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

家を捨て、街に出よう

昨日の続き。
え〜と昨日の奴をまとめると、
・適応適応言っても前提条件が不平等
・不平等なのに何の策もなく竹やり持って突撃していっても返り討ちにあうだけ
・「準ひきこ森」のポエムは相当ハイレベル


あ、ちなみに、昨日書き忘れてしまったのですが、該当の本の中にて「まともに人とコミュニケーションとれないような準引きこもりの人間に限って、カウンセラー(やクリエイター)になりたがる。自分の無根拠な才能を信じている。でも何の活動もしていないし就職も失敗する」と書いてあったのを見て爆笑してしまいました。いや、はてな村のとんがりキッズの皆さん、私が言ったわけじゃないですからね。あくまでも樋口さんの「10年に及ぶフィールドワーク」による結果ですから。つうか、樋口さんは多分私のブログでも読んだんでしょう。すいませんね、「まともに人とコミュニケーションとれないような準引きこもりの人間かつクリエイターになりたがるうんこ文化系ニート、かつ自分の無根拠な才能を信じている。でも何の活動もしなかったし就職も失敗した」人間なんだけど営業やってます。自分でもとっとと死にたいです。


以上を踏まえたうえで、じゃあ、どうするかという内容が今日のエントリの内容になります。
昨日も少し書いたんですが、処方箋として考えられるのは一つしかありません。それは「東京に出ろ」です。
別に東京でなくてもいい、大阪や福岡、名古屋、仙台でもよいのですが、とにかく一度実家を出て都会というか街に出てみてはどうか、と提案してみたいところです。


前にもすこし田舎でサブカルやる云々みたいな内容で書いた話ではあるんですが、準引きこもり(みたいな人間が本当にいるとして)がどう生きていくかを考えた時、やはり田舎ではキツい。なんてたって田舎なんて「俺は岐阜生まれJ-POP育ち、山野の生き物大概友達」なわけで、AV一つ借りるのがキツいわけですから。そりゃパコつく事をライフワークとしているようなDQNの皆さんであれば全く問題ないでしょう。ところがそれ以外の人間にとってみれば何の面白みもないわけですから。とりわけ、インターネットなどによって情報についてだけ地方にいようがどこにいようが変わらず手に入れられるという状況であればそりゃー引きこもりでネットだけが友達だという翼君状態になるのもまま仕方ない事のように思います。
つまりそこのギャップを埋めるためには東京なり、大阪なりにならまだ「変な人間」が受け入れられる場所があるし、ロフトプラスワンなりなんなりとインフラも一応準備されています。オタクなり非モテなりなんでもいいんですが、そういうのが受け入れられやすい場所を探す事も田舎にいるのに比べればまだ可能性があるでしょう。当然、親の庇護から逃れる事により、AV見放題・・・だけではなく、自立心とか生活力とかそういうのも少しはまぁ養えるでしょうし。


つまり、準引きこもりみたいな方がするべきことはいきなりDQNコミュニティの中に入るのではなく、もう少し緩やかな、自分を受け入れられるような文化系コミュニティを天竺のごとく目指して、東京砂漠に旅立つことだと思います。確かに、その文化系コミュニティならコミュニティないでの天狗問題とかくるり岸田問題だとかいろいろあるとは思いますが、いきなりDQNコミュニティはいれとか言うよりはまだ実現性が高いと思います。


そして、もう一つ。そのためのツールとしてインターネットは使えないかと思うんです。
日本ブログ史に残る名言の一つとして数えられるこの言葉。

「昔は鬱で可哀想だった私だけど、はてなでこんなにポジティブになれました、ありがとうはてな」

いや心に沁みる名言です。
でもね、私はもう本当に丸ごとそれに当てはまる、はてなのおかげで生きていける、はてなのおかげでようなこんなにポジティブになれた、自己啓発セミナー万歳!な人間ですので、本当に毎日「ありがとうはてな、ありがとうはてな」って朝夕、NTTコミュニケーションズ鉢山ビルとシリコンバレーの方角に向かっての礼拝は欠かしておりません。
そんな私ですが、これは一面の真実ではあると思うんです。はてなでこうして泡沫ブロガーとして活動させていただき、いろんな人と会ったりできましたし、色んなことに興味を持ったりするきっかけになりました。それを気持ち悪いと言われてしまうとまぁ仕方ないんですけど、それでもそういう効用もあるという事はここに記しておきたいと思います。準引きこもりなんていうのはもうほんとに周回おくれもいいとこの存在な訳ですから、使える事はなんでも使うべきだし、私はネットでのコミュニケーションも立派なコミュニケーションの一環だと思っています*1。私たちがこうやってネット上でコミュニケーションしているその向こう側には間違いなく生身の人間がいるんだから。

*1:その作法については大きく違うけれども