古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

優越感ゲームの螺旋


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毎度おなじみの宮台先生。しかし、宮台先生はエグザイルなんてほんとに聴いてるのか?もしかして歌詞カード見てるだけなんじゃないの?という疑問はさておき、大学の教授だからといってよい映画評や音楽評をかけるわけでもなかろうに、とは思います。
全く話は変わりますが、優越感ゲームにもその発展段階に応じてレベルがあります。
優越感LV1:メジャー否定、マイナー肯定・・・いわゆる「中二病」。J-POPでいうところのエグザイルの否定
優越感LV2:メジャー肯定、マイナー否定・・・「エグザイルをバカにしててどうせお前らが聴いてるのはSound horizonだろ?あーキモイキモイ」というやり方
優越感LV3:メジャー否定、マイナー肯定・・・「○○が言ってるからエグザイルはダメなんだ」とやる奴。○○には文献や哲学者、ミュージシャンが入る。
優越感LV4:メジャー肯定、マイナー否定・・・「俺はあえてやってるんだぜ」という人たち。小西とか。
でも、優越感LV4の人は、優越感LV1の人に「でもあんたあえてだろうかなんだろうか大塚愛好きなんだよね?」とやられて無限ループになります。


さて、宮台先生のお仕事というのは一体なんでしょうか。
それは優越感LV3の人々のために引用文献を提供することと、おじいちゃん達に「近頃の若いもん」の生態を教える事にあります。そうするとなぜ宮台先生ほどのお方がわざわざJ-POP批評や映画評をやって*1いらっしゃるのかもわかるでしょう。つまり、先のテキストというのは、「ほら、宮台先生だってエグザイルなんてクソだって言ってたぞ!」と大学の軽音サークルにて大演説を行わせるためのものであるし、「世界」や「諸君!」あたりをまじめに読んでいるようなおじいちゃん達が「えぐざいるとかいうものはなにかのう・・・」と不安にならないように、「とりあえずダメな人たちらしい」という事をおしえてあげるためのものです。正直な話、宮台先生も「ナウでヤング」というキャラ売りをしていかなければならないのですが、こういうテキストを見ると、「世の中にはよいブレーンが必要なのだなぁ」と感慨深くなってしまいます。


日本のサブカル論壇は今年もますます「リアル」や「実践」から遠ざかりました

*1:本当はそんなもんは下賤のものどもにやらせておけばよろしい