古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

われらの世代に

ガイアの夜明け見ました。
昨日今日と続いてテレ東づいています。今日のガイアの夜明けはいわゆる若年層のフリーターみたいな問題をやっていて、いつものネットカフェ難民と若者(20代中盤でちょうど私と同じくぐらいの年齢)フリーターとかフリーター達が組み合い作ったとかそんないつもの定番セットメニューでした。
しかし、ここ最近何度もみるじゃないですか、この定番メニュー。もうノリ弁ぐらい食い飽きてる定番メニューなんですけど、見るたびに本当に恐ろしく思います。だって、みんな絶対に言わないけれど、もうかなり難しいんじゃないですか、ネットカフェ難民から定職(定バイト?)を持つのって。最悪の働き口の代表格のコンビニでさえ定住するところがないとバイトするのはかなり難しい気がします。でも、アパートでもなんでも、住むところを確保するには最低でも10万単位での金が必要ですから。みんな口にしないだけだけど、売り手市場とかなんとかって、多分、それなりの(学歴とか職歴とか持った)人じゃないとダメだと思いました。間口が誰にでも広げられてるわけでは全くなくて、ある程度のレベルから上(当然「Cクラス」と呼ばれている人々よりも上)の人々に対してだけ門戸が開かれている。そんな事を考えると、どうも梅田のもっちーが言ってるのがタチの悪い寝言ポエムにしか聞こえなかったりします。なんだよ、大企業にするか中小企業にするかって*1。番組の中でも何度も強調されていましたが、自分らの世代って(就職の時に)チャンスがまず与えられていないうえに、100メートル走では自分らの世代だけ10メートルぐらい後ろから走らされているような気がします。
他の人はどう思うのかよくわからないけれど私自身はいつ、同じ立場になるのかわからないから。自分の同世代という事もあり一歩間違えばああなっていたかもしれないし、これからもいつそうなるかわからない。だから憐れみとか怒りとかよりも圧倒的に恐れの方が強いです。自分みたいなCクラス・無能・非コミュの三重奏を奏でているような人間にとっては人を救うとかどうこうというよりも正直自分自身をどうやってかつかつでも生かすかという事を考えてしまいます。


しかし番組中でみたその派遣の人たちの組合が交渉のために入っていったのが森ビルだというね・・・グッ○ウィルの本社なんですが、自分はこういうところに非常に疑問を感じてしまいます。自分の会社なんか見ると、やっぱり昼真っからmixiやってる人とか、同期なんですが、毎日一日中社内にいてパソコンとかやっててぼけーっとしている。
んで、昼間はブランド店めぐりをしたのか服屋の紙袋下げてエレベーター待ってる。んで帰りはもちろん17:30分という大変に素晴らしい方もいらっしゃいます。まぁ学歴とか親とかいろいろあるんだろうからもうホントわからんのだけど。不条理っていうか何というか。
でも、そういった不条理だとか自分達の不利益だとかそういったものを感じたときに結局でてくるのがじゃあこの運動ね、プラカード持って、デモして・・・朝日新聞呼んで、民青呼んで…みたいな話になってしまいます。まぁ真っ当な手段だし、はてサヨ的にはそういった話で全然構わないのだろうと思うのですが、私は少し躊躇してしまいます。結局そんな手段しか残されていないのかと少しがっかりします。

*1:落合信彦(Nobu)か!