古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

「ブロガー」は存在しない(少なくともはてな村には)

http://d.hatena.ne.jp/hatayasan/20070508/p1
こういうのを見るといつも思います、アルファ的な人たちがやっている「ブログ」というものは一体どう読めば面白く感じるのでしょうか、どこにいけば出会えるのでしょうか。
自分みたいな「偏差値30からのブロガーデビュー」の人間からすると、こういう表面に浮き上がってくる「アルファ的なもの」って要するに、金だよね、という気がします。金だよねっていうか「金になりそうな「情報」」。みんなマーケティングであったり、M&Aであったり、ベンチャーであったりっていうのが本当に大好きなんですね。うんこ営業の私はマーケティングの知識なんて会社に入って一度も使った事もありませんが。
アルファ的な人たちをよくよく見るとみんな結局偉い学者だったり社長だったりで結局は既得権の再配分じゃねぇかというアングルはりぱぶりっくさんのルサンチマンゆえのモノですのでスルーで構わないのですが、それにしてもやはり物事が広まるのにはエロと金が手っ取り早いと、よくいったものだなと思います。


なんつうか私もこのどうしょうもなさすぎるブログを800日以上も書き続けて、思うのですが、このアルファ的な人みたいな内容「日興コーディアルに思う」みたいな内容を私が書けるかというと1000%書けないと断言できます。というか書いてもめちゃめちゃつまらないものになるでしょう。逆にアルファ的な人がはてなの揉め事とかクネクネとかを話題にすることはないでしょう。したら多分道徳的にうんたらとかそういうクソみたいな事を書くだけでしょう。


つまり、俗に言うアルファブロガー書いているものが「ブログ」だとしたら、私が書いているものは「プログ」かなんかなんです。
私はプロガー。
結局、金になったり、「インターネット時代の旗手」だったり「ウェブ2.0」であったりするのはブロガーで、プロガーは相も変わらず揉め事を起こしつづけるでしょう。クネクネし続けるでしょう。宮台真司やオタクアニメに転がされ続けるでしょう。下らない自意識を優越感ゲームによって満たすでしょう。「ブログ」はやはり「情報」であり、ブロガーに求められるのは情報を整理する能力です。一方でプログ。「プログ」は「情熱」です。自分の思いを、ルサンチマンをいかに伝えるか。プログに求められるのは想いの強さではないでしょうか。
ただし、他人の情熱にお金を支払う物好きがあまりいないように、何千日プログを更新しようがそれが金を生み出したり、「企業のマーケティング担当者も熱い視線を送っている」ことはけしてありません。多分次なるブログの書き手は楽天ブログかなんかにいるでしょう。


でも、プログでいいじゃん。自分が書きたいことさえあれば。
佐々木俊尚氏の言う「よりフラットな人間の社会」の価値って多分、金の話ではなくて徒手空拳の人間が自分の想いを簡単に表現できる事なんではないのでしょうか。「その先」が面白くなるのは多分揉め事やクネクネの先なんですよ、多分。