古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

或る革命家と聴衆

国家社会主義大日本非モテ党(NSJAP)党首
「親愛なる非モテ諸君!我が国家は現在未曾有の危機的状況にある!!モテ勢力が国家機構の中枢にまで巣食い、国家はますます反動モテ勢力への傾斜を強めている!今こそ、諸君ら若者が、若者たちこそが立ち上がり、大日本の政体を変革するべき時なのである!!君ら善き大日本国民こそがこれからの大日本の導き手なのである!!!」


聴衆「そうだそうだ!」


革命家「親愛なる非モテ諸君。安倍晋三が首相に就任したとき、「美しい国」作りが必要で日本は右傾化していると人々は噂した。その安倍晋三の「美しい国」とは一体何なのか?
ごく簡単な話だ。美しい国において非モテはまともな人間ではないとされている。すなわちこの要求には明解な目的がある。それは少しでも自分達の理解できないものに対して、「障害者」のレッテルを貼る事だ。義家弘介渡辺美樹は既得権を求めているのではない。DQN非モテの完全な破壊を欲している。古くからある夢の実現だ。「だからあなたも生き抜いて」だ。
諸君、今日、私はこれだけは言わなければならない。 それは、女という存在が今日の非モテの困難の全ての原因であるという事だ。非モテはすでに他のどの文化トライブでもできない位に要求に応えている。しかし非モテは女によって全人格を賭けた努力が必要があるとされている。つまり、脱オタし、自らに対して使うよりも遥かに大きな金額を女に費やし、聞きたくもない女友達の話を聞き、それを行ってなお、「いい人なんだけど・・・」である。そして、ネットの論客や「フェミニスト」、「非モテ研究家」は我々の努力が足りないと言う。
すなわち女たちのこの要求には明解な目的がある。それは経済を越えたものを要求するという事だ。女は努力を求めているのではない。女は男の完全な破壊を欲している。古くからある夢の実現だ。「女の支配するジェンダーフリー社会」だ。


電車男とは合法の仮面のもとで、非モテをひざまずかせる事に他ならない。非モテ非モテならしめる脈絡を断ち切り、非モテを大手広告代理店と独占資本の命じるままに物を買い漁る奴隷以下の存在に戻す事、それが目的だ。だから電通がクライアントを満足させる方法はただ一つ、非モテを滅亡させ破滅に追い込むことだ。クライアントを満足させるとは経済的なことだ。これが原因でだめ連や全童連は崩壊したのだ。クライアントを満足させるためには非モテを滅亡させるしかない、そしてだめ連と全童連にはそれができなかった。そして、伊集院光みうらじゅんは彼らと手を組み「D.T.」と称して諸君らを搾取する道を選んだ。伊集院光とはユダそのものである。我々を裏切り、搾取する側に回った。ユダの説法をありがたがるリスナーもまた同罪である。」


聴衆「奴らに死を!奴らに死を!」


革命家 「親愛なる非モテ諸君に一つ質問をする必要がある。それはサブカルとオタクとは何者であるか、という事である。断言しよう、サブカルやオタクは我々に何一つ有益なものを残しはしないであろう、という事を。
サブカルとは何か、それは下等民族の名前である。
彼らは言う。洋楽以外の、アシッドジャズ以外の音楽はクソである、ジャパニメーション以外のアニメは全て萌えオタク用のものである、本なんか読むな、夏フェスに行け、ミニシアターに行け、クラブに行け。そう言って彼らは己のセンスを正当化する。しかし、彼らがそういう先に待っているものはサブカルだろうとなんだろうとモテる人間はモテるしモテない人間は全くモテないという厳然たる事実と、壮大なモテピラミッドである。
それでは、オタクとは何か。オタクとは奴隷の事である。
オタクたちは何の屈託もなく萌えコンテンツを消費し、アイドル声優のイベントに参加し、独占資本家をますます肥え太るらせるべくせっせと貢物を続けている。彼らの度し難い奴隷根性とはすなわち、「今は萌えコンテンツを消費しているが自分だけはいつか時が来ればこの現実に正しく適応できる」という全く根拠のない自信から宮台真司ら、彼らを批判し、噴き上がらせる事を生業とするものたちにさえも金を払う事である。その二重の奴隷根性こそが、オタクの本質である。
もう少しまともなものはサウンドデモを行い、自らの権利を主張する。しかし、革非同によって非モテの尊厳は保たれない。オタクは自分たちを守るだけにネットウォッチと粘着を繰り返すだけだ。
諸君らに呼びかけよう、今すぐ、隣のオタクを、隣のサブカルを諸君らのあらんかぎりの力で殴り倒すべきである。そして文化系女子獲得競争において勝利者となろう。非モテ文化系女子獲得競争において勝利する道、それは今すぐ全てのサブカルをゲットーから追い出し、隔離するべきである。オタクは全て奴隷化するべきである。そして東京に我々の生存圏を建設しよう。」


聴衆「東京生存圏の建設を!建設を!」


革命家「諸君、我々の闘争は困難を極めるであろう。なぜならばそれは、我々非モテの中でさえ、敵と手を結んでいる人間がいるからだ。それはつまり、脱オタ説経厨である。最近ではヤリチン非モテなどという珍妙な名称を持つものども現れた。彼らは根源的には下等民族の支持者である。洋楽を話題にし、見たこともないチリの映画を絶賛する奴らこそ我々が真っ先に倒さなければならない敵なのである。
そしてひたすら2ChのROMのみを続け、自らの四畳半の世界から一歩たりとも出てこようとしないものたちは、我々の潜在的な見方であると同時に、現在の我々の敵である。彼らを、彼らが篭る砦から引きずり出し、我々の隊伍に加える事、それこそが、我々に課せられた使命なのである!
しかし我々大日本の非モテの胸には究極の勝利をもたらす炎がある。彼らこそがこの苦境を支えることができ、また新世界を創造できるのだ。新しい若い非モテが大日本に続々と誕生している。もちろん祖国のために既に血を流した若者もいて、現在大日本を支配する者たちのおかげで流した血が無駄になったことも知っている。


非モテは独裁者と行動を起こす意思のみによってのみ救済される。人々は問うだろう。誰か我々のリーダーとしてふさわしい人はいないか、と。我々の任務はそのような人を探すことではない。神がつかわすか、現れないかだろう。我々の任務はその人が来たときに備えて竿を磨くことだ。
我々の任務はその人に準備が整った国を用意することだ。同志である大日本非モテ諸君めざめよ!新しい日はそこまで来ている!」


(観客達、拍手。)


或る聴衆「で、結局誰が敵なの?」