非モテ携帯小説「メビウスの輪（っぽいもの）」
―あらすじ―
隔絶されて、10月3日をループする世界に童貞が6人閉じ込められます
主人公以外はループしている自覚がありません
主人公は頑張って感動的に他の5人をもとの世界に送り返します
誰もいないループする世界で一人きりになった主人公はインターネットラジオ放送を始めます
元の世界ではその放送がウワサになりだします
―本文―
同じ時間を何度でも繰り返せるとしたらあなたは何をしますか？
でもこれは望んだ時間をやり直せる訳ではない。
永遠と続く『メビウスの輪』
そこから抜け出す方法は一つだけ。
この話はそれが現実に起きてしまった主人公の少年を含む六人の童貞の語。
10月3日（1回目）
ループする世界に6人の童貞が迷い込む。とりあえず6人で南条さん（クラス一の美少女）のリコーダーを舐める
10月3日（2回目）
とりあえずオナニー。
10月3日（3回目）
とりあえずオナニー。放出された物体の「粘り気」からどうやら10月3日が繰り返されている事に主人公だけが気づく。「あれれ、昨日もしたはずなのに･･･」
10月3日（4回目）
車座での童貞会議
「知ってるか？福田総理は一日8回オナニーしてるらしいぞ」
「すげー俺なんか4回が最高なのに！」
「えー俺は･･･（本当は5回だけど3回ってことにしとこう）」
10月3日（5回目）
山崎さん（ブス山さん）の机の上に落書き
10月3日（6回目）
山口君（Aクラスいじめっ子）の机に自分がされた事と全く同じ事を仕返す。
10月3日（7回目）
とりあえずオナニー
10月3日（8回目）
教科書に落書き
10月3日（9回目）
とりあえずオナニー
10月3日（10回目）
世界仰天ニュース4時間SPも見飽きる。
10月3日（11回目）
主人公が中田翔の顔を見飽きる。
10月3日（12回目）
「実は俺、山崎さんの事ちょっと好きなんだ･･･」衝撃の告白！
10月3日（13回目）
優越感ゲームでひとしきり遊ぶ
10月3日（14回目）
Cクラス内部での差異化ゲーム
10月3日（15回目）
「好きな女の子」を言い合う。「藤崎詩織」に「森笠か！」のツッコミ
「バトルズを知らない」という事で差異化ゲームに敗れた童貞が世界から消える
10月3日（16回目）
車座での童貞会議。
「俺は安めぐみはエロいと思うんだよ！」
「皇国の守護者を知らない」という事で差異化ゲームに敗れた童貞が世界から消える
10月3日（17回目）
L&Gの波会長にも飽きる。「コードギアスを知らない」という事で差異化ゲームに敗れた童貞が世界から消える
10月3日（18回目）
とりあえずオナニー。「顔が金総書記に似ている」という事で差異化ゲームに敗れた童貞が世界から消える
10月3日（19回目）
セカイ系対決断主義最終決戦。「お前らのセカイ系は過去の亡霊なんだよ！」という事で差異化ゲームに敗れた童貞が世界から消える
10月3日（20回目）
優越感ゲームに最後に生残った主人公だけが残る。とりあえずオナニー。
10月3日（21回目）
暇なのでネットラジオでもはじめる「ジャーンジャーンジャーン･･･」
