古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

スポーツ(笑)

スイーツ (笑) - Wikipedia
↑明らかに嫌がらせ的なウィキペディアの記事


概要
スポーツ(笑)とは、Number誌に多く見受けられる浅薄なキャッチコピー(煽り文句)を笑ったり、またはそういったマーケティング戦略に自覚も無いまま過度に体育会系社員を称賛したり、軽薄な行動を行う(主に)男性を揶揄して表現したインターネットスラング。体育会系の強欲さやふしだらさ、自己中心的さや犯罪歴を「なかった事」にする人々を嘲笑する際・W杯やオリンピックなどでキャッチコピーで流行を煽り感動を押し付けようとするメディアを冷笑する際などにも用いられる。


2007年ごろから2ちゃんねるを筆頭としたインターネットコミュニティで流行を見せ始めた。「単なるサッカーの試合をを気取って『絶対に負けられない戦い』と呼ぶような奴ら」というニュアンスから命名された。


「スポーツ」に「(笑)」の文字を付与することで、メディアに踊らされる(主に)男性を揶揄・嘲笑するのが主な使用法である。誤用されがちだが、「スポーツ」ではなく、あくまで「スポーツ(笑)」までを一単語とする。また、あくまでも、スポーツそれ自体を嘲笑しているわけではなく、それに過剰な意味を見出し噴き上がる様、その「感動」ないし「体育会系は仕事ができる」といった民間信仰を他人に押し付ける人間を嘲笑している。


例えば、中高年の間で流行していた巨人軍自体または、王・長嶋・V9といった過去の感動、共感があたかも野球ファン全体の共通認識であるかのように振る舞い「巨人軍は優勝しなければならない」などと発言し、巨人軍=紳士の球団の数々の非紳士的*1な振る舞い全てを正当化するといった行為に対して、巨人軍をを稚拙と考えるインターネット利用者によって「スポーツ(笑)」のように使われる。また、「スイーツ」の代わりに、揶揄の対象となる用語に「(笑)」を付けて、「球界の盟主(笑)」のように使われることもある。


また、また、「体育会系」もしくは「スポーツマン」であることが人間として、ビジネスマンとしての価値が高いといった価値観をもつ(主に団塊世代)の男性に対しても「スポーツ(笑)」と使う場合がある。彼らは「スポーツをしている」ということだけで自分の部下の無能さも失態も不祥事もすべて「なかった事」にできるという特殊能力の持ち主である。


「スポーツ(笑)」から派生した言葉の1つに「スポーツ脳」がある。こちらは各種メディア、および広告戦略に踊らされる程度の知性、センスしか持ち得なかった、(主に男性)中年またはその知性を指す。

語義は一様ではなく、使われる状況によって様々に変化する。代表的な例としては、流行に乗って騒いでいるにわかサッカーファン、にわかオリンピックファンを冷笑する用法、ワイドショーばかりみているような中年はすぐに流行にとびつくような低脳ばかりであるとレッテルを張り、十把一絡に差別する際に用いる用法、自分の会社に入ってきた「体育会系」が「体育会系」であるというだけで無条件に称賛する管理職・人事担当者を嘲笑する用法、流行に乗って(乗り切れて)いない自分を自嘲して使用する用法、自分とは世界観が異なる人間を排外して嘲笑する用法、表現技法の一つとして語感の面白さを利用する用法などがある。

また、間投詞的に用いて文章全体を揶揄する用法もある。以下に例を示す。

私さー、『北京オリンピック』観に行ったんだけど凄い泣けたよ。
私さー、『北京オリンピック』観に行ったんだけど凄い泣けたよ。スポーツ(笑)
いずれにしても、相手を揶揄・嘲笑する意味合いが強いので、使用の際には注意が必要である。

2007年12月14日には、2ちゃんねる検索を運営する未来検索ブラジルが主催するネット流行語大賞2007において、「スポーツ(笑)」が銀賞に選ばれた(嘘ですよ)。


なお、嘲笑の対象となる主な層は、ワイドショーなどのマスメディアの影響を過大に受けやすい中年層、およびNumber誌を購読してしまうような若い男性たちである。


揶揄の対象となる用語の例
揶揄の対象となる用語の多くには「(醜い)欲望の対象として描写される事物」に対してマーケティング戦略から見かけ上、小洒落た描写が行われ、それが社会的に正当化されているという背景がある。

このことがスポーツ(笑)を好んで使用するような層の反発を招き、その結果これらの語の流行を招いたと考えられる。

以下に具体例を挙げると


・「1〜2年生部員12名が集団で大麻を吸引している大学ラグビー部」に対して
「雪かき精神で再起を」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20071228/CK2007122802075667.html
とラグビー部の存続前提で表現
(この事件が文芸部で起こっていたら、「雪かき精神」が発揮される猶予は与えられるのだろうか)

・「集団暴行による殺人事件」を
「かわいがり」
と表現し、伝統の立場から擁護


などがある。


また、広告業界が主に男性層・中年層に対してスポーツをキーワードに売り込みをかけたりブームを煽るなどしたことに対して男性層・中年層が追随し、それに関連する業界が利益をあげている構図が嘲笑の対象となっている例としては、


・カーリングブーム
・美人アスリートブーム
・ハンカチ王子・ハニカミ王子
・瞬間風速的なオリンピックブーム


といった語句などが挙げられる。


また、「スポーツ(笑)」から派生した用法として、
「スポーツに対して、『造詣が深い』という事を過剰にアピールをしたり、流行とは別に『自分は以前からこのスポーツ(もしくは選手)を注目していた』と言い張ること。」を小倉(笑)。
といい、
「なんでもかんでも海外サッカーの例を引き合いに出して日本サッカー叩きをすること」を村上龍(笑)もしくは金子達仁(笑)という。
また、スポーツ(笑)とほぼ同じような用法にロック(笑)がある。これは株式会社ロッキングオン発行の書籍の煽り文句を真に受けてしまい、一押しアーティスト(ラッドなんとかとか)を無条件に称賛したり、ロッキンオンジャパン受け売りのロックとはという視点で他のアーティストに優越感ゲームを仕掛けたり(バンプオブチキンファンがガールポップ聞いてる人を馬鹿に、みたいな)することをいう。

*1:毎年の大補強、新リーグ構想、ドラフト改革での発言等含む