古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

それは愛だったり、優しい風だったり、世代論だったり

○○世代って言ってもいろいろありますよね、つう話し。


既得権1・・・〜50代まで。団塊世代と呼ばれ「逃げ切り」を図ろうとしている人たち。最大の既得権擁護派である一方でロストジェネレーション世代の親としてパラサイトされている場合も。


既得権2・・・30代後半〜40代。バブル入社組とも呼ばれる。既存の秩序(年功序列的なシステム)の恩恵を最後に受けた人達(というより今まで耐えてきて今後いよいよ利益を得ようとしている)で、強力な既得権擁護派となる。ロストジェネレーション世代の上司に当たる。


ロストジェネレーション・・・20代〜30代前半。いわゆるロストジェネレーション世代として一番割りを喰う人たち。


ポストロストジェネレーション・・・20代〜。ポストロストジェネレーション世代として「ロスジェネ自己責任論」を教え込まれてきた人達。既に「ルールが違うこと」を教え込まれてきたので、上の世代へのルサンチマンは少ない。


よく既得権がうんたらかんたらなんていう話がありますが、その中は一枚岩というわけではありません。一方で、世代論とは全く別のところでマッチョ対ウィンプなんていうアングルまであります。各世代にマッチョとウィンプがおり、それぞれ言う事がまるで違っています。それにもちろん、ある世代にいたからといって、実際にどういう態度をとるかっていうのは個人の資質の問題です。はあちゅうなんていう人は一応ロストジェネレーション世代に属しますが、言ってる事は典型的な既得権側の言い方です。ですから「世代でくくる」という事自体があまり意味がないのではないかという言い分はまっとうです。


でも、こうして並べてみると、それぞれに考えている事はまるで違います、かつロストジェネレーション世代はかれらにとって圧倒的に不利な戦いをしているということがよくわかります。
ただ、この世代の評価というのは未だが単なる「決断主義の敗北者」となるか、「特異な能力を発揮する世代」となるかは結局、ロストジェネレーション世代自身が「どう振る舞うか」という事になるでしょう。今のところ両方の萌芽が出ているわけですが・・・。