古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

スクールカースト最適解

スクールカーストにおける最適解は色々とあります。が、その中で著名なものが「ヤンキーになること」である、ということはよく言われる事です。
スポーツができたり、勉強ができる、という人間にとっての最適解というのはそれほど困難な話ではありません。その人たちはスポーツしたり、勉強したりすればいい。基本線をそこに置くことで、次のステージ(進学や就職)を目指す事ができます。簡単に言うと、進学や就職すれば、地元の学校コミュニティから離脱することができ、またそれを糧に学校コミュニティで生活できます。


ただ、残念ながらそういう能力のない人間はどうしたらいいのでしょうか。
そういう人間にとってヤンキーになるのはかなり良い選択肢です。
ケータイ小説読んで、横井英樹の孫のCDあたりを聴いて「ストリートのリアル」を感じつつ、Cクラスの人間をいじめるという行動様式はいまだに鉄板の最適解である、と考えられます。
ヤンキーになるのに、才能はいらない。
もちろん、偉いヤンキーになるのには才能や覚悟は必要ですが。


一方で、もう一つの最適解もあります。
それは、オタクになる事です。
「オタクになることは簡単だ」と書くと、各方面からのお怒りが来そうですが、オタクを名乗るだけならこれはヤンキー以上に簡単な話だと思います。はてな論壇の人たちが考える以上に。
ライトノベル読んで、アニソン聴いて「ゼロ年代のリアル」を感じつつ、クラスのスイーツ(笑)やブス山さんを馬鹿にするという行動様式は鉄板の最適解である、と考えられます。
オタクになるのにも、才能はいらない。
もちろん、偉いオタクになるのは才能も覚悟も必要ですが。


オタクはすでにエリートでもなんでもない。
彼らが忌み嫌っているヤンキーと同じような存在だということです。
エリートであるためにオタクになった人にとってみればそれは本当に耐えがたい事ですが、そこさえ受け入れられればなんてことはない、一般化しただけだと私は思います。


別にオタクやヤンキーになることそれ自体は別に問題ではありません。
どちらにしろ、それなりに楽しい。
ただ、特に田舎の人間にとってはこれはシビアな問題です。
田舎のヤンキーやヌルオタにしかなれない人間は、
「オラ東京さいくだ」
が使えない。
いや、使えたところで東京に出てきたところで、代○木アニメーション学院→地元のスーパーのレジという人生を送る可能性がかなりリアルな選択肢として出てくる。ヤンキーの人たちにとってだって、フリーター→パチンコ梁山泊→カウカウファイナンスという人生はかなりリアルな選択肢です。
私も自分の田舎や他の地方(福岡の奥とか山口とか栃木とか)に仕事で行っているんですが、やはりそこで見るのは半端ない現実です。昼間なのに、店が一つもあいてない商店街とか、遊ぶところがパチンコしかないところとか。


そういうところに生きざるを得ない人が今後、どうなっていくのかな、とは思いますが。