「他にやることがある」

草食系男子とか流行っているけれど、ほとんどの人にとってすでに恋愛がめんどくさいんではないか、という疑念を抱いてしまうのは「他にやることがある」からだ。例えば仕事であったり、趣味であったり。そもそも、「生き」なければならない、という人もいる。
で、そういう事の方が優先度が高いので、恋愛よりも優先させる。
田舎の人達が都会の人達よりもずっと早く結婚しがちなのは「他にやることがない」からだ。
本来であればその「他にやること」は仕事だろうが、アニメ鑑賞だろうが、批評家ごっこだろうが関係はないはずだ。「恋愛」がそれらの中で一段優先度が高かった時代、というのはもうすでに過去のことなのではないだろうか。
というか、世の中の全員が「恋愛」を「やること」の最上位に置いているはずだ、という前提はもう崩れてしまっている。
その前提がある人とない人との間では、どうしょうもない断絶があるように思う。
結局、白川大先生の言う事が基本的にちゃんちゃらおかしいのはそういうことなのだろう。