古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

フリーライター・婚活ライター・婚活アナリスト、古田ラジオのブログです。

「終わらない歌」としての東京・地方問題

http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20100425/p1
http://d.hatena.ne.jp/skicco/20100425/p1


この辺の話を見て、東京・地方問題は結構難しいなというのを痛感した次第です。
で、思った事を色々とメモ。


・そもそも、地方では正社員としての職の有無が前提になっている。ないと話にならない。
・それが公務員だったり専門職だったりするとなお良し。
・一口に「地方」といっても地方にも色々な種類があり、地方中核都市(名古屋・大阪など)におけいてはよく「論壇」で問題にされる「地方問題」はほとんど存在しない。それらには独自の文化シーンがあり、独自の経済が成り立っている。
・問題は各都道府県の県庁所在地以下の都市。
・各都道府県の県庁所在地(これを仮に半辺境都市とする)以下では鉄道網の整備され方が一気に変わる。
・移動の基本を「鉄道」におく人と「車・バス」におく人の行動様式は天と地ほどの違いがある。
・例えば飲み会とか。クラブだってそうだし、ライブなんかもそうだ。
・12時台に終電がある幸福を東京モンは噛みしめろ!
・移動の基本を「車・バス」においた場合、その人の行動範囲・行動時間は一気に狭くなる。
・勢い、人間関係が半径数百メートルで完結しがち。
・そう、「地方が天国か地獄か」というのは結局半径数百メートルの人間関係がモノをいう。
・つまり、家族関係ですね。
・地方の本屋・CD屋の品ぞろえの悪さは壊滅的というか万死に値するが、俺達にはamazonがある!
・つまり、地方在住の方がインターネットのメリットを享受しやすい。
・一方で「あらゆるメディアは東京から東京に発信されている*1」ように感じられるのは田舎の人間のネットに対してのリテラシーがあまりないからではないか。
・田舎にもi-phone使ってる人もいるしブログやってる人もいるが、数はやはり少ないし知ってる人もあまりいない。だからバカみたいな自称「経営コンサルタント」に騙される人が多い。
・だから田舎の学校は生徒にもっとガンガンネットを使わせるべきだと思う。ニコ動の実況とかやらせろ!
・「首都圏で、優越感や疾走感に包まれないと干からびちゃう人達」層には結構そういう「自称経営コンサルタント」がいるような気がする。
・東京のメリットといえば場(イベント)のメリットに尽きるが、その辺のギャップもそのうち埋まっていくような気もする。

*1:http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/skicco/20100425/p1